男はつらいよ 寅次郎子守唄のレビュー・感想・評価
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【”瓢箪から駒。”前半は赤ん坊を無理やり預からされた寅次郎ととらやの人達の困惑を描き、後半は寅さんが意図せぬ恋のキューピッドになった珍しいパターンの作品。】
■佐賀の呼子の宿で知り合った子連れの男(月亭八方)から同宿するが、朝起きると男はおらず赤ん坊だけが居り、寅さん宛の置手紙が残されている。
困った寅さん彼が柴又に連れ帰ったところ、とらや一家は寅さんが子供を作ったと大騒動にとなる。
その後、寅さんは熱を出した赤ん坊を病院へ連れていくが、親切な看護婦の京子(十朱幸代)に一目惚れしてしまう。
◆感想
・前半は、赤ん坊を無責任に置いて出ていく女(登場しない)や相手の男の身勝手さが、正直に書くと少しモヤモヤする。
・寅さんも、赤ん坊をダシにして好きになった看護婦の京子に近づこうとするし・・。全くもう!。
・だが、とらやに現れた)寅さんと一緒にあんパンを食べた情の厚い呼子のストリッパー(春川ますみ)が、赤ん坊を引き取りに来る所から、作品の趣はいつもの寅さんシリーズの流れに戻って行くのである。
<今作は、寅さんが意図せずにヒロインと彼女に恋する貧しい労働者であり髭もじゃの合唱団の団長(上條恒彦)との恋のキューピッドになるという今までにない展開である。
何だかんだ言って、前半、博が工場で怪我した時には寅さんはさくらに貯金通帳を渡すし、矢張り良き男なのである。>
寅さんシリーズも色々
基本的には同じ寅さんシリーズです。
でも、笑える!という、いつものセンスではないです。
寅さんの、理不尽さ、嫌な言葉が端につく会話は残念です。
通常は、軽快さと笑いになる会話が!同じようにみえて違ったのが印象的です。
あれ?おいちゃん代わってる
分かっちゃいるけど、笑わそうとしている所で笑わされ、泣かそうとしてる所で泣かされる。。
渥美清さんは本当に演技が上手いね。
面白いけど毎度切なくなります。
十朱幸代若くてさわやか!
赤ん坊を背負った寅さん
ひょんなことから赤ん坊を押し付けられた寅さんは、仕方がないので柴又に戻ってくる。
みんなビックリするが、事情を聞いて納得、子供のいない、つねさん(三崎千恵子)は猫可愛がりする始末。
後半は優しい看護婦さん(十朱幸代)への片思い騒動となる。
寅さんの人の良さがよくわかる一編。
おいちゃん3代目に交代
ずーっと気になる。
おいちゃんが3代目に変わった。
ダメだ⤵️
1代目で出来上がったおいちゃんキャラ。
このおかげで寅さんシリーズの定番のおもしろさにコクが出るってもんよ。
2代目おいちゃん、見事に継承してしばらく続くと思いきや3代目。
茶の間のケンカが楽しみだったけど、このノリじゃしばらく我慢かな。
なんだ、今回は夢オヤジが出てないぞ。おいちゃんも三代目に。 博、ケ...
なんだ、今回は夢オヤジが出てないぞ。おいちゃんも三代目に。
博、ケガ騒動。みんな暖かい。「博の医者代にしろ」(涙)
赤ん坊騒動からのマドンナ(十朱幸代)への恋、そして失恋。今回は定番、王道まっしぐら。
今作の真のマドンナは春川ますみだった。女は容姿じゃないと思わせるきっぷの良さ、周りを明るくする雰囲気。爽やかだった。
前作13作目でもそうだったが、笑いの要素はほとんど無くなっている。残念ながら脚本が平板であると感じる。主観だがマンネリで驚きや発見や工夫がない。
BSテレビ東京で映画「男はつらいよ 寅次郎子守唄」(1974年)を見た。
“男はつらいよ”シリーズ第14作目。
おいちゃんはこの作品から下條正巳になっている。
5年間で3人が演じたことになる。
ここから48作目まで下條正巳が演じているらしい。
マドンナは十朱幸代。
撮影時は32才。
2020年現在は78才。
前作13作目でもそうだったが、笑いの要素はほとんど無くなっている。
残念ながら脚本が平板であると感じる。
主観だがマンネリで驚きや発見や工夫がない。
この作品では育児を放棄された乳児の話と、
十朱幸代と上條恒彦との色恋沙汰がストーリーの柱である。
上映時間は104分。
満足度は5点満点で2点☆☆です。
段取り寅さん
ネタが枯渇して渥美清の腕に頼り切っている様子。
ストーリーに初期のような必然性は無く、寅さんの設定もブレている。こんなに早い段階でこんな体たらくだったとは……本作設定では40歳と年をとった寅さんは悲痛過ぎてそれを隠すためか?不自然なコントに終始。笑わせようとし過ぎて空回り。
この後持ち直した、という事、なのかしらん。
ラスト、旅の空での再会劇は情にあつくやはり堪らなくうまいのだが。
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