「【故、森崎東監督作品。舞台が三重の湯の山温泉じゃない!この後、寅さんの全国行脚が始まるんだよねえ。】」男はつらいよ フーテンの寅 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【故、森崎東監督作品。舞台が三重の湯の山温泉じゃない!この後、寅さんの全国行脚が始まるんだよねえ。】
■今作では、冒頭、柴又に帰ってきた寅次郎に見合いの話が持ちあがる。
寅はすっかりその気になるが、相手は良く知る駒子(春川ますみ)で、旦那持ち。
駒子と喧嘩していた旦那の中を取り持ち、結局ドンチャン騒ぎに終わり、費用は全て寅屋持ちにしたことで、おいちゃん(森川信)とけんかをして再び旅に出る寅さん。
1カ月後、慰安旅行で湯の山温泉を訪れたおいちゃん夫婦は、そこで番頭をしている寅に会うのだった。
◆感想
・監督が故、森崎東さんになった事で、何処か作品の風情が変わったかと言うと、個人的な意見だが、やや軽みを帯びたかなあと言う程度である。
なにしろ、脚本は山田洋次さんだからね。
ー 森崎東監督作は名作「ペコロスの母に会いに行く」を劇場で観た事を良く覚えている。良い作品だったなあ。-
・年代的にマドンナで旅館の女将お志津を演じた新珠三千代さんのことはお名前だけ知っていたが、お綺麗な上品な方である。寅さんが惚れて、旅館に居ついたのも納得である。
・ストーリー展開は、鉄板の
1.寅さん、寅屋に帰って来る。
2.最初は歓待される。
3.けれど、つまんないことでおいちゃん夫婦と喧嘩する。
4.で、出ていく
までは、同じなんだけど今作は、寅さん帰って来ないんだよね。
- その後、このパターンも度々登場。-
<いかん、いかん。
寅さんに嵌ってしまった・・。
未だ47作もある。どうしよう・・。
(うち、多分10作位は観ていると思うのだが・・。
50作目は映画館で観たし・・。)
寅さん、ラビリンスに嵌りそうなNOBUでした。面白いから、良いのだけれどね。>
嵌まると抜けられなくなりますよね。お尻の周りは○だらけ、で終わるのが森崎東らしいか。映画館で観たのは50年も前だけど、その後何度もTVで観ているからなあ。