「1969年の年越しは」男はつらいよ フーテンの寅 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
1969年の年越しは
寅さんシリーズ制覇の映画旅、3本目。
他所様の為にお祝いしたり、ふらふらと温泉地に行ったり、寅さんのお人好しぶりやノー天気ぶりが、羨ましくなりました。この人としての『余裕』が、今作の魅力であり、今の世の中に不足していることだと思います。ハイヤーはやり過ぎかもしれませんが、他人の幸せの為にお祝いができる事は、自分が幸せな証拠ですよね。
1969年の年越し風景が出てきましたが、年越しぴったりに女性が割烹着を脱いだり、背筋をピーンと伸ばしていたところが驚きました。今はこんな特別感がないですよね。庶民の日常を描いた作品なので、これからもずっと愛され、引き継がれていくと思います。
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