「瞼の母を落語に。1930年の作品をリスペクト♥」続男はつらいよ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
瞼の母を落語に。1930年の作品をリスペクト♥
クリックして本文を読む
これも消されているが、何も見るものがないので、日本でダウンロードして来た『ダウンロード済み』で見ている。
この映画の製作者達は『進歩的なリベラリスト』と言う立場で、学歴の無い一般庶民の愚行を、俯瞰する様相を終始やめない。そして、
とどのつまりがそれか?!
とおののいてしまう。
『リベラリストなんだから』と全権委任で鑑賞していた頃もあった。しかし、この年齢になって、本当の庶民の現実を知って、それを体験するとこの映画は虚寓話に見えてくる。
良いとか悪いとか言わないが、こう言った映画達によって、昭和40年以降の日本映画は、骨抜きにされて行った気がする。
勿論、現在の日本映画のメインストリームである事は言うまでもない。
しかし、
1930年の長谷川伸作『瞼の母』を『子別れ』の如く落語化したストーリー展開である。つまり、戦前の大衆文化を焼き変えたと言える。
昭和の臭いのする江戸時代なのである。
そして、残念な事だが、令和になった今でも
日本人はこう言った映画がお好きなようだ。
追記
『お菊』は落語版の『番町皿屋敷』だネッ♥
コメントする