「宮本信子さんが1人でロクボクを漕ぐシーンは情念を感じた」お葬式 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
宮本信子さんが1人でロクボクを漕ぐシーンは情念を感じた
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テレビで観たけれど、面白い映画だとは思わなかった記憶が残っている。
あとは、主人公と愛人の性交シーンだけは覚えている。
改めて観ると、豪華な配役。
大滝秀治さん、津川雅彦さん、笠智衆さん、岸部一徳さん、財津一郎さん、小林薫さん。
映画館で観ても、それほど面白いとは思わなかった。良い映画だと思うけれど、それほど笑える訳でもない。
当時としては、テーマなど画期的な映画であるし、名画であることは間違いないけど、普通の子どもは、この映画の面白さは分からないと思う。
今回観て、性交シーンは、その前後が修羅場だと初めて認識した。
特に、性交シーンとのカットバックで入ってくる、宮本信子さんが1人で手作りのロクボクを漕いでいるシーンは、情念を感じさせる。
山崎努さんとと宮本信子さんが火葬場で煙草を吸っているシーンと、菅井きんさんがお清めで挨拶するシーンは、名場面でした。
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