大空の野郎ども

劇場公開日:

解説

木村武(1)のオリジナル・シナリオを、「僕は独身社員」の古沢憲吾が監督した、パイロットとカメラマンの友情を描いた男性編。「サラリーマン 目白三平」の小泉福造が撮影した。

1960年製作/91分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1960年8月21日

ストーリー

清川は時報新聞の写真部キャップで磯部はパイロットだ。清川は地上での仕事熱心のあまり冒険も平気、そこで航空写真にまわされてしまった。機を大事にする磯部と事々に対立した。ある日、清川が機内で撮った磯部の顔写真が展覧会で特賞を得た。この顔に令嬢田村杏子は一目でまいった。清川の紹介で杏子は磯部に会えたが、彼は仕事大事と見向きもしない。紀州沖で米国船が遭難した。磯部と清川の活躍で時報新聞は特種を撮った。が、磯部は危険をおかして救命にあたった。これが社で責任を問われたが清川がかばった。しかし、その後の飯田線転覆事件では、磯部は機の安全のため引きかえし清川を怒らせた。パイロット主任鎌田が仲に入ったが、シコリが残った。杏子は鎌田夫人を介して磯部に近づこうとしたがダメ、清川の誘惑もあっさりかたづけられた。台風が中京地区を襲い、通信交通が途絶した。飛行機の発進を鎌田は慎重をとって押えた。清川は鎌田を非難し磯部と口論した。鎌田は他のパイロット、記者と出発した。が、台風は鎌田らの命を奪った。磯部は清川と共に飛立った。台風をついてセスナは山間に孤立した避難民を発見した。その時、機は突風のため飛行能力を失った。磯部は必死に機を操縦する、清川は命がけの特種を持ち、杏子の本心を磯部に告げて落下傘で飛び降りた。機は海岸に不時着し磯部は重傷を負った。枕許に杏子が彼を見舞い、目と目が何かを語りあった。その頃、時報新聞の紙面は清川の特種で他紙を圧していた。

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