「20世紀、ミナミ。」大阪物語(1999) Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
20世紀、ミナミ。
前半、夫婦漫才の小気味好さ、それを模写する姉弟の愛らしさに、'あぁ、このリズム悪くないなぁ'と。
今でも大阪には残っているけど、前世紀はより色濃かった、目に見える形の貧しさ。
呑んで、笑って、その日をなんとか凌いでいく人々。決して悲壮なだけな訳ではなく、所与の条件の中でやれることをやっていくまでや、というイイ意味での諦観、楽観。
後半、少しダレてしまう感が否めないけれど、古き良きミナミ、が憎めない。
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