煙突の見える場所

劇場公開日

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解説

『文学界』に掲載された椎名麟三の「無邪気な人々」を「二人の瞳」の小国英雄が脚色し、「朝の波紋」の五所平之助が監督した。「春の囁き」の三浦光雄、「吹けよ春風」の芥川也寸志がそれぞれ撮影、音楽に当っている。「夫婦」の上原謙、「秘密(1952)」の田中絹代、「女といふ城 夕子の巻」の高峰秀子、「ひめゆりの塔(1953)」の関千恵子を中心に田中春男、花井蘭子、浦辺粂子、坂本武などが助演する他、文学座の芥川比呂志が参加している。

1953年製作/108分/日本
原題:Where the Chimneys Stand/Three Chimneys
配給:新東宝

ストーリー

東京北千住のおばけ煙突--それは見る場所によって一本にも二本にも、又三本四本にもみえる。界隈に暮す無邪気な人々をたえずびっくりさせ、そして親まれた。……足袋問屋に勤める緒方隆吉は、両隣で競いあう祈祷の太鼓とラジオ屋の雑音ぐらいにしか悩みの種をもたぬ平凡な中年男だが、戦災で行方不明の前夫をもつ妻弘子には、どこか狐独な影があった。だから彼女が競輪場の両替えでそっと貯金していることを知ったりすると、それが夫を喜ばせるためとは判っても、隆吉はどうも裏切られたような気持になる。--緒方家二階の下宿人、ひとのいい税務署官吏の久保健三は、隣室にこれまた下宿する街頭放送所の女アナウンサー東仙子がすきなのだが、相手の気持がわからない。彼女は残酷なくらい冷静なのである。--と、こんな一家の縁側に或る日、捨子があった。添えられた手紙によれば弘子の前夫塚原のしわざである。戦災前後のごたごたから弘子はまだ塚原の籍をぬけていない。二重結婚の咎めを怖れた隆吉は届出ることもできず、徒らにイライラし、弘子を責めつけた。泣きわめく赤ん坊が憎くてたまらない。夜も眼れぬ二階と階下のイライラが高じ、とうとう弘子が家出したり引戻したりの大騒ぎになった。騒ぎがきっかけで赤ん坊は重病に罹る。あわてて看病をはじめた夫婦は、病勢の一進一退につれて、いつか本気で心配し安堵しするようになった。健三の尽力で赤ん坊は塚原の今は別れた後妻、勝子の子であることがわかり、当の勝子が引取りに現われた時には、夫婦もろともどうしても赤ん坊を渡したくないと頑張る仕末である。彼らはすつかり和解していた。赤ん坊騒ぎにまきこまれて、冷静一方の仙子の顔にもどこか女らしさが仄めき、健三はたのしかった。……おばけ煙突は相もかわらず、この人達をおかしげに見下している。

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映画レビュー

3.0・ご近所の面々がすごくいい。赤ちゃんのとことか最高 ・デコちゃんチ...

小鳩組さん
2019年4月17日
iPhoneアプリから投稿

・ご近所の面々がすごくいい。赤ちゃんのとことか最高
・デコちゃんチャキチャキしてていいなぁ
・重い空気が続いたけど明るい終わり方でニコニコした

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小鳩組

5.0高峰秀子

kossyさん
2018年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 見る場所によって4本の工場煙突が4本が3本にも2本にも見えるためお化け煙突と呼ばれている。昭和28年当時の世相がわかる序盤。家賃三千円が安くて引っ越すこともできずにいる。隣の家は宗教団体。日中はひっきりなしに「なんみょーほーれんげーきょ」と読経が聞こえてくるのだ。給料が安くて生活が大変苦しい中にも些細な幸福を見出す緒方家だったが、捨て子の存在で大きく変わる。 赤ん坊なんて生んだことがないと主張する弘子。戸籍謄本が二重になっているところもミステリアス。

 よくある赤ん坊騒動の展開なのだが、他人の赤ちゃんを育てることで夫婦愛を描くと同時に戦争被害による命の尊さ・生命力まで考えさせられる。

 中心は上原・田中夫婦の物語なのに、もっとも印象に残るのは下宿人仙子を演じる高峰秀子だ。当時の日本人女性とは違う現代的な娘を演じている。それも戦争によって肉親を失った経験から生きる力を与えてくれるセリフがいっぱい。

 そして、同じく下宿人の芥川比呂志(芥川龍之介の息子)。緒方夫妻のために赤ん坊の父親である塚原を探す努力を惜しまない。しかし、正義感という価値観さえも高峰秀子によって覆させられる。これがまた二人を結婚へと向かわせるという上手いストーリー。ジャンケンによって「愛してる」「信じる」といったことを決めたりするのも面白い。

 シリアスドラマの中にあってコミカルな部分が散りばめられ、映画全体を引き締めているところがすごい。

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kossy

3.0高峰秀子にお化け煙突

osanさん
2018年5月21日
Androidアプリから投稿

今は無きお化け煙突をみせてくれる資料価値。
助演の高峰秀子の素晴らしさ。
芥川兄弟の参加。

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osan
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