江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者のレビュー・感想・評価
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『屋根裏の散歩者』は『完全犯罪』がテーマ
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江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』と『人間椅子』を題材にした映画だ。成人映画になる。今回が二度目である。ガキだった頃中野か北千住へ3本立ての一本として鑑賞したハズだ。
言うまでもなく、江戸川乱歩先生の話とは全く異なる話だ。
原作の『屋根裏の散歩者』は完全犯罪をテーマとしていた。
また、『人間椅子』は男の願望と、男からの女性に対する精神的な抑圧の『虚しさ』を書いている。この映画では、ただのエロスのみ。ジジイの僕には如何とも言い難い。
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江戸川乱歩原作に通じる人間の持つ強烈なフェチイズムとその先の闇・・・
江戸川乱歩原作の「屋根裏の散歩者」と「人間椅子」をモチーフに覗き見、覗かれる快楽、触覚、サイコキラーetc 人間の持つ様々なフェチイズムを日活ロマンポルノとは思えぬ、しっかりとしたデカダンな美学が感じられた。
また主演の石橋蓮司、宮下順子の演技も単なるB級映画では括れぬ、エロティシズムが加味し出されていた。願わくばラスト、屋根裏で絶頂を迎える二人を容赦なく関東大震災?が襲うシーンは当時の映像等も差し込まれ、それはそれで一見に値するがサイコキラーとしての二人の今後の歩みを予感させるような終末観でもよかったのでは・・・・・!?
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