越後獅子祭(1960)

劇場公開日:

解説

長谷川伸の原作を、渡辺邦男・本山大生が脚色し、「二人の武蔵」の渡辺邦男が監督した股旅映画。撮影も「二人の武蔵」の渡辺孝。

1960年製作/88分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1960年2月26日

ストーリー

旅鴉片貝の半四郎は、仇の浅井朝之助と果し合い中の駅沢番十郎を敵仇と間違え、邪魔だてして朝之助を逃した。その番十郎に再会したのだ。半四郎は謝まった。しかも、番十郎が用心棒として随行していた娘手踊りの一座を半四郎がごろつきから救ってやったことがあり、以来、座長の小陣が半四郎に思いを寄せていたということがあり、小陣のとりなしで番十郎は水に流してくれた。小陣は例年、新発田の廻米問屋越後屋新右衛門の招きで、当地の越後獅子祭に一座をかけるしきたりがあった。今も新発田に向う途中なのだ。越後屋は傭い入れた番頭多摩吉と小陣を一緒にしてその跡を継がすつもりらしかった。その多摩吉こそ実は朝之助の仮の名であり、貸元久六と図って米の横流しをやっていたのだが、越後屋は知らない。小陣の持つ半四郎の守り袋を見た越後屋は驚いた。半四郎は、昔越後屋が角兵衛獅子に売った実の伜にちがいないのだった。半四郎は「親なんざいねえ」と振り切った。獅子祭の当日。米の横流しがバレた多摩吉は、久六とかたらって客席で喧嘩を始めた。半四郎が出た。多摩吉を朝之助と見破った番十郎も加勢、仇を討った。半四郎も久六を斬ったが、越後屋は半四郎の身代りになって倒れた。半四郎の「お父つあん」と呼ぶ声を聞いて満足げに死んだ。半四郎と小陣の祝言も間近い。

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