劇場公開日 1986年10月17日

「実話!」海と毒薬 みるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0実話!

2025年1月2日
PCから投稿

本作の最大の怖い部分は実話ベースの物語というところです。
生々しくて、おどろおどろしく、見る者の心を引きずりこみます。

またこれから病のためもうすぐ死ぬ『おばはん』に対して主人公はブドウ糖を舐めさせ「うまかろ?」と聞くと、「うまかああ」と答える『おばはん』には泣いてしまいました。

またこの映画を見る前に原作も見ているのですが、原作と映画では大まかなストーリーは同じですが、かなり大部分をカットしています。
原作では「主人公は別にいて、その主人公が自分を診てくれた医者の過去を探る」というストーリーでしたが映画では主人公をばっさりカット。その医者を主人公とした過去の話しだけになっています。
でも映画はばっさりカットして正解だったと思います。なぜなら分かりやすく、テーマが視聴者に伝わるからです。

非常にいい映画でした。

みる