宇宙大戦争
劇場公開日:1959年12月26日
解説
東宝得意の特撮もので、地球の侵略を狙う宇宙人と地球防衛軍との戦闘を描いたトリック映画。丘見丈二郎の原作を、「檻の中の野郎たち」の関沢新一が脚色し、「上役・下役・ご同役」のコンビ本多猪四郎が監督し、小泉一が撮影した。特技監督・円谷英二。
1959年製作/93分/日本
原題または英題:Battle in Outer Space
配給:東宝
劇場公開日:1959年12月26日
ストーリー
東海道線上り特急が鉄橋もろとも空中につり上げられ、破壊されるという怪事件が起った。これをはじめとして、世界各国ではこの種の事件が次々と発生した。東京の宇宙科学センターに集った世界の科学者たちによって、地球外の生物が発射する「冷却線」による物体の冷却と無重力化がその原因と判明した。これに対抗できるのは、まだ発明間もない「熱線砲」だけである。安達博士、勝宮、岩村両少壮科学者等は、早速宇宙センターで「熱線砲」の実験を公開した。ところが、その席上アーメッドという某国教授が、急に「熱線砲」を奪おうとした。勝宮の機転でそれが失敗すると、異様な円盤が現れて教授の肉体を瞬事に融かして去った。後には一片の金属板が残された。脳にこの金属板を移植され、教授は宇宙人の指令を受けて動いていたのである。魔手は次に岩村にのび、彼も金属板を移植されてしまった。一方、月の裏側に基地を作って、地球攻撃を計っているのが明らかになった。宇宙人ナタールに対して地球防衛軍は反攻体制を作った。原子力ロケット・スピップ二機が「熱線砲」を積んで出発した。安達博士や、勝宮、岩村、勝宮の恋人の科学センターに勤める白石江津子等がそれに乗りこんでいた。宇宙人の怪電波を受けた岩村の手による妨害をしりぞけ、スピップ一号と二号は、月についた。一行は火口壁を利用した宇宙人基地に潜入し、苦心のすえその中心部を破壊した。「熱線砲」は「冷却線」に勝ったのである。だが帰途につこうとするとスピップ一号は岩村の手で壊されていた。とび立つ二号機にも宇宙人の攻撃が迫った。その時、宇宙人基地破壊によって正気にかえった岩村が「熱線砲」で宇宙人を粉砕し、自からも死んだ。かくして、地球防衛戦は、地球側の勝利にきしたのである。
スタッフ・キャスト
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勝宮一郎池部良
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白石江津子安西郷子
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安達博士千田是也
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岩村幸一土屋嘉男
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有明警部村上冬樹
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リチャードソン博士レオナルド・スタンフォード
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インメルマン博士ハロルド・コンウェイ
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アーメッド教授ジョージ・ワイマン
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小暮技師伊藤久哉
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シルビアエリス・リクター
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岡田隊員桐野洋雄
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戦闘ロケット隊々長野村浩三
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米国代表エド・キーン
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急行列車運転手堤康久
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急行列車助手加藤茂雄
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保線工夫沢村いき雄
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人工衛星通信員旗持貴佐夫
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人工衛星乗員上村幸之
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防衛司令官高田稔
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防衛陸将熊谷二良
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防衛海将手塚勝巳
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防衛空将津田光男
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防衛副官岡部正
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スピップ号乗員一号機レオナルド・ウェルチ
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スピップ号乗員一号機緒方燐作
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スピップ号乗員一号機マルコン・ビアース
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スピップ号乗員二号機オスマン・ユセフ
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スピップ号乗員二号機佐藤功一
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スピップ号乗員二号機ハインズ・ボットメル
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スピップ号乗員二号機岡豊
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スピップ号乗員二号機荒木保男