宇宙大怪獣ギララのレビュー・感想・評価
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ギララさん、日本で大暴れ
「ゴジラ」や「ガメラ」に比べると全くもってネームバリューの薄いギララさん。デザインはけっこうカッコいいのですが、映画自体の内容が伴っていないからでしょうか?何故か名前は知っていたのでAmazonプライムで観賞してみました。
星形にも見える頭部のデザインは先進的だったと思うんですよね~。後、頭からピョコっと出ているアンテナのような物も気になります。で、地図上だとけっこう関東を蹂躙しているんですよね。これはそんじょそこらの怪獣映画よりよっぽど破壊しているのではないでしょうか?あくまでも地図で解説されてただけなんですけど。
よく考えたら公開されたのは人類が月面着陸するよりも前の時代。宇宙ってこんな所じゃないかって夢に溢れていた頃なんでしょうね。で、この怪獣の造形だったりはそのままウルトラマンに引き継がれている気がします。こういった作品の積み重ねがその後の特撮文化に繋がっていったんでしょうね。
前半は温泉つき火星バス旅行みたいな感じ、後半やっとギララが出てくるが「あらっ、こんなもの出しちゃった、どう終わらせようか、困っちゃたな」てな感じ。慣れないものは作らないことですね、松竹さん。
①子供の頃、東宝ゴジラシリーズ(ガイガン迄ですが)、大映ガメラシリーズ、日活ガッパは全部観たけど唯一観られなかったギララを53年の月日を経てやっと観れた。その感慨だけであとはどうでも良いや、という映画。②突っ込みどころを一々言ってたら何光年も掛かりそうなので止めときます。③徹頭徹尾緊張感のない演出。①の感慨さえなければ最後まで観るのはほぼ時間の無駄以外の何者でもない。さようなら、怪獣少年だった幼い日々。怪獣映画とは思えないのどかな“松竹映画の花、倍賞千恵子”の歌で始まり、最後も倍賞千恵子の歌で締めくくるという松竹ぶり。④岡田英二も途中演技が低調になったが、「馬鹿馬鹿しくてこんなんやってられん」と思ってたのかも。⑤ギララの造形が素晴らしいだけに、実に惜しい。いつか誰かギララを使って本当の怪獣映画を作ってくれないかしら。
松竹大船調と怪獣映画が出会ったら
ギララシリーズ第1作。
Huluで鑑賞。
松竹の伝統、大船調と特撮怪獣映画が出会ったら、いったい何が起こるのか…? ―月面基地に檜風呂が登場する、三角関係を軸にしたメロドラマ要素が組み込まれる…(笑)
それはさておき、特撮のレベルが低かった…。
一応特撮シーンの撮影は外注業者に頼んだとのこと。その会社には円谷英二特技監督の下で働いたスタッフがいたそうだし、もっとクォリティーの高い特撮に出来ただろうに、どうしてこうもショボいのか…? 全体的に消化不良でした。
宇宙大怪獣ギララ―。
とても斬新なデザインでした。
そして、鳴き声が怖かった…。
多くの謎を残して終わってしまいました…。
謎の円盤の正体はいったい何だったのか?(笑)
【余談】
リーザさんへ。
ギララは何も教えてくれてないと思うよ…(笑)
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