「『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち』で、華々しく散っていった英雄...」宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち』で、華々しく散っていった英雄...
『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち』で、華々しく散っていった英雄たちの物語に涙を流し、私の記憶に強く残った物語は、テレビ版の続きという別の結末が用意されていたのでした。それは、純粋だった子供の心には、いかにも商業主義的で、なんだか裏切られた気持ちが強く残ったのを覚えています。
それでも、気にはなるので、一応見てしまうんです。今となっては内容もほとんど覚えていませんが。
大人になった今にして思えば、新規の事業を立ち上げるほど、困難なものはなく、特に出資者を募る過程において大きな試練が待ち構えます。それを思えば、「ヤマト」と冠が付くことでお金が集まりやすく、たとえ内容がどうあれ、それによって仕事が生まれ生活できる人が出来るという、経済的な事情をよく理解できます。「ガンダム」「マクロス」「エヴァンゲリオン」いずれも、作品の出来はどうあれ、続編が作り倒され、今日まで続いていることを考えれば、「ヤマト」が、こののち数年で一度幕切れを迎えることになるのは時代の趨勢でしょう。
いずれにせよ、くだらない続編を作るくらいなら、いさぎよく業界から抜けてほしかった筆頭が、この映画のプロデューサーである、故西崎義展氏で、当時の私は本当に嫌いでした。
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