さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たちのレビュー・感想・評価
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電影クロスゲージの明度はいつも20!
昨年末の「ヤマト」に続いて実に45年ぶりの劇場での「さらば」。男なら混雑するとわかっていても観なければならない時がある!(松本零士つながり)と、どうせ観るなら同志であふれているだろう週末の新宿ピカデリーにわざわざ足を運んだところ、開場時間にロビーにできた中高年者の行列は命令を無視してドックに集結するヤマト乗組員のごとし。
…だったわけだけど、21世紀も四半世紀が過ぎようかという現在、沖田艦長の歳をとっくに超えてしまったおっさんには、正直、今はなき千葉・東映パラスで涙したあの感動はどこへやら。そもそも「平和ボケ」の地球から勝手にヤマトが発進するのは軍の一部が暴走してるとしか思えないし、終盤の仲間たちの戦死乱れ打ちから、超弩級戦艦への特攻シーンで沖田の霊が「まだ命という武器が残っている」のセリフなど、感動させんがために人の死が配置されているのがキツすぎる。
テレビ放映をダイジェスト化したヤマト劇場版は、同時期放映されていたアメリカ横断ウルトラクイズと同様、26話をかけて少しずつ目的地に近づく希望の物語であったけど、さらばは命と引き替えに勝利を目指すんじゃ、やはり特攻賛美と言われるのもやむなし。前作で「戦うことじゃない、愛し合うことだった」の古代の名台詞はどこいったんだ?という気すらするのだが、かくいうオレも上映中に場面ごとに感想をぶつぶつ呟きあう同じ座席列のジジイたちを拡散波動砲で殲滅したい気分だったので、偉そうなことは言えない。
最後に、地球の描写でデスラー以上に西崎義展似のモブキャラがいたような気がするのと、シミーズ一丁に白ブーツという森雪のサービスカット、絶頂期のジュリーの歌声に1点プラス。
4K版で復活
評価はあくまで初見当時のものとさせていただく(過去の作品を現代の価値観や映像技術で評価するのは、リアタイ世代としてフェアでないと考える)。
今見るとどうしても作画、設定など突っ込みどころ満載(壊れてもすぐになおっている主砲他)となってしまうのだが、それでも今観ても熱い作品で何度でも泣ける名作中の名作。
4K版は映像、音ともにクリアになっていて、絵柄の古臭さは如何ともしがたいものの、劇場鑑賞に耐えうるレベルになっている(ちょっとクリア過ぎて台詞が画面から浮いて聴こえて感じたのは音響設備のせいか?)。
総集編だった前作と違い、完全新作なので完成度はやはりシリーズ随一。1作目より作画はきれい、展開もスムーズで宮川泰の音楽と沢田研二の主題歌も完璧。ヤマトはこれで完結と考えるファンが多いのも納得(TV版でのラスト改変はもう少し納得のいく内容であればと思うが、さすがにあれは無い)。
今見ると・・・・
小学生の頃、リアルタイムで見て感動し今でも記憶に残る作品です。
その後テレビ放送は見た記憶があるのですが、不思議とレンタルビデオやサブスクなどでは見ることなく現在にいたり「4Kリバイバル上映」で何十年ぶりの再視聴です。
大人になって見たことで「ストーリーの雑さ」に注目が行ってしまい、正直テンションダウンしました。
・軍規違反をしては駄目でしょう。
・その軍規違反だって、あれだけの大人数の乗組員が乗艦するならば絶対にバレるでしょう。
・軍規違反をしたのに、有耶無耶にするのは規律が保てないでしょう。
・雪との結婚設定は、不必要かな・・・・・「地球の危機>結婚」からの古代の行動だけど、核となる「地球の危機」は当初何の根拠も無いテレサのメッセージを受けてのこと。結果論として地球は危機になったけど・・・・・森雪視点で見たら、とても不憫で可愛そうに感じてしまう。
・デスラーとの対戦で相当ダメージを受けているところでの、白色彗星&都市帝国での追加ダメージの整合性が、だいぶ大まかかと。
・超巨大戦艦への特攻前の沖田艦長の言葉(玉砕特攻のすすめ)が、今の時代にそぐわない・・・・・
・一番酷いのは最後のメッセージ・・・・子供の頃はあれがぶっ刺さったけど、結果的にヤマトも古代も、沖田艦長も復活するので・・・・・
普通に白色彗星の接近をキャッチして、アンドロメダ筆頭とする最新戦艦で歯が立たず、そこでヤマト発進というプロットでは駄目だったのかな????
大人になったからこそ「戦艦を動かし、作戦行動を取るためには規律で鍛え上げられた乗組員達の練度が必要」なことを理解しているので「アニメ(ファンタジー)」であることを差し置いてストーリーの強引さにテンションが下がりました。とはいえ、時代の流れがありますからね。当時であれだけの迫力ある画を手書きで制作されているのは、驚愕です。
それとこの映画公開後のアニメ界全体の進歩、進化から比較するのは無粋なのだと思いつつも「機動戦士ガンダム(初代)」の劇場三部作と比較をすると、ガンダムは全く色褪せなずに楽しめるのは、やはりストーリーがしっかりしているからなのではと思います。(例えば軍規違反に関しては、リアルではなくともポイントを抑えて描かれている、ホワイトベースクルーは玉砕は選択しなかった等)
ただ、当時の制作技術、音楽、声優さんの演技などの「熱量」は今も全く色褪せずハイクオリティーだと感じました。
作品評価としては落とさざるを得ず、申し訳ない
リバイバル上映に大感謝。文化とはかくあるべき。実現した関係各位に敬意を表します。
当時小学生高学年、徹夜で初日に鑑賞。ものすごい衝撃を受けた。その時の自分なら星5。
しかし
ノスタルジー抜きで冷徹に映画作品として点数をつけるなら、星1。素晴らしいメカデザイン、楽曲、作画、声優で加点しての星1.5。
自分の原点となる作品故、辛辣な低評価をあえて残すことを許してほしい。
一作目TV版は26話への短縮を含めて、現代の視点でも傑作と考える。
対して、さらばは脚本が余りにも酷い。
ほぼ全てのキャラが「殺して泣かす」ためのコマにしかなっていない。特攻云々の問題ではなく、一作目で彫り込んだキャラクターたちを碌な描写もなく捨てることで泣かせる、雰囲気だけで作ったような作品を、この歳になるとどうしても評価できない。
恐らくはプロデューサーが雰囲気だけを求め、商業監督を呼んで作らせたのが原因だろうか。
雰囲気作りのために遅刻する島、死ぬ時の雰囲気作りで何故かいい奴っぽくなるデスラー、メソメソし過ぎな森雪、行動原理が謎で鬼畜過ぎるテレサ。などなど。
当時、松本先生が嘆いていた意味が、今ならよくわかる。
不朽の名作
本作品は宇宙戦艦ヤマトシリーズの中で最高であり、映画として傑作だと思います。今観ても神秘的で美しい絵や独創的なデザイン、効果的な音楽が観る人の感情を盛り上げますが、この作品を普遍的にしているのは、宇宙全体の平和が無くては地球も自分も幸せになれないという一貫したテーマにあると思います。
デスラーが復讐から白色彗星のウィークポイントを教えるまでに変化したのも、宇宙全体のために戦う者達の強さを認め、応援したくなったためでしょう。テレサも然りです。最後のシーンは自然と涙が流れました。コスモタイガーの山本、真田さんや斉藤、雪は自己犠牲の精神で亡くなりました。そして古代はヤマト艦長として宇宙の平和のために身を投げました。宇宙の平和のため犠牲となった古代と雪の2人のことを考えると胸が熱くなります。
こんなでしたっけ?
公開時映画館で観て胸が熱くなり切なくなったのを覚えています。
巨大なスケールや熱いドラマに当時深い感銘を受けました。
今回45年ぶりの再会(?)で号泣とかしたら恥ずかしいなどと思いながら観たのですが、思いのほか冷静に観られました。
記憶にあった作品とは違って緊張感は薄いしテンポも悪く、ここぞという所の演出も意外とあっさりして物足りなさを覚えました。
そしてこれはあの当時の「熱量」というものがあっての感動だったんだなと妙に納得してしまいました。
またヤマトとの別れであったはずの本作の後に続々と新作が作られて行った歴史を知ってしまっている事も、やはり当時とは同列に語れない要因になっているのかも知れません。
決して失望した訳ではありませんが、色々な補正が無ければ良くて普通の作品に止まる出来かと思います。
45年目にして、初映画館で。
すでにUHD-BDも予約してたので迷いました。
今となっては、時代遅れの作品ですが、スクリーンで観ることが出来る最期かと思いましたので「観て後悔」か「観ずに後悔」を思案し、結局観に行きました(笑)
目的は、土方艦長と斎藤始の勇姿を大画面で見ること(笑)。
リサーチ不足でしたが、劇場なのでやっぱり、ステレオ版・ビスタサイズでの上映の方がよかったですが、山本の戦死シーンも修正されてない初公開時(モノラル)のバージョンそのままの4kリマスター版みたいですね。
しかしながら、画質はさすがに文句無し。
余談ですが、今までのLDやDVD、CS放送のHD版などでは、タイトルや登場人物名が出たときに大体、一枚フィルターをかけたようにうっすら白っぽくなってたんですが、それが無く鮮明でした。
家庭だとヘッドホンでしか聞きとれない、名(声)優たちの台詞の微妙なニュアンスや息づかいが聴き取れ、作画でも、キャラクターの眉や瞳の繊細な動きの表現は何度も観てますが、やはり、琴線に触れ、不覚にも随所で涙が流れました。
やはり、昭和の声優さんは上手い。この作品の出演者(特にテアトル・エコー陣)は鬼籍に入られた方が大多数ですが、いつまでも色褪せることはありません。
作画やストーリーに関しても、平成や令和世代の人からは突っ込みどころ満載なんでしょうが、この作品があったからこそ、
日本のアニメーションが、今日の地位を築いた一翼を担う歴史的な作品であることは
間違いありません。
想いは熱いが……。
今のアニメの基準で観てはいけないが、懐かしさを差し引いても、残念ながら完成度は高くはない。
総集編である一作目に比べれば、大分ましだが、残念な作品と言わざるをえない。
長いし、テンポがなく、レイトショーの時間帯だったため、眠気をもようしてしまった。
先に観た一作目では、少し堕ちた。
デスラー登場から最期までの内容が薄く、見せ場として物足りない。ヤマト側との関係性に説得力を持たない。途中雪も結構ほっとかれて
ラストの場面のセリフが活きてこない。
全体的に、大層なセリフと行動が融合しない。
想いは伝わってくるのだが……。
スターウォーズの影響が如実に表れている。
音楽は素晴らしい。さすが宮川泰!でも
ジュリーの歌で締めるのはどうかな?
最後の製作者側からのメッセージはなんだったのだろうか!? 直ぐに手のひら返しになってしまった。
必修科目の歴史の授業、という感じで
4Kリバイバルにて。
よくできてますよ、なんて上から物言うようなのは勘違い甚だしいですが、よくできてます。
ただし最近の映画に慣れてしまっているせいか、ゆったりたっぷりした表現に、ちょっとこちらがたるんでしまいました。ごめんなさい。
物語のメリハリの付け方が個性的で、「そこはテキパキいくんだ」というとこがある一方で、感情表現はじっっっくりと濃厚。全体的にねっとりしてましたね。
最後の終わり方とかはなかなか私のような世代には理解し難い部分がありますが、まぁそれは時代のそれということで。
やっぱ見といてよかったです。
歴史を知っているからこそ、現代の作品でも楽しみが増えたりするものです。
ヤマトの魂は永遠だった
ようやく映画館で観れた。
この作品は好きなシーンがたくさんある。
沖田艦長の銅像の前で佐渡先生が酒を飲みながら
俺たちのあの旅はなんだったんだ
あの戦いは何だったんだ
と言うシーン。
この後の沖田艦長の回想シーンは不覚にも泣きそうになった。
元ブラックタイガーの加藤、山本が合流したシーンも
そうだよな〜
この2人が居ないとね
って思ったな。
デスラー総統が白色彗星の弱点を言いながら宇宙空間に出ていくシーンも切ない。
あとは何と言っても空間騎兵隊の斉藤と、真田さんの最期のシーン。
この作品をよくぞ4Kリマスターしてくれたな。
今日は忘れていた何かを思い出させてくれたような気がする。
日本のアニメシーンの転換点
令和の現在の視点で観ればツッコミ処満載だけど、ヤマト最後の戦いを2時間半の劇場映画として描ききった紛れもない傑作です。
今でこそアニメ主題歌を人気アーチストが普通に歌ってますが、この当時アニメ映画の主題歌を沢田研二(レコード大賞受賞歌手)が歌った!ことも衝撃的でした。
何より公開が1978年!今から45年も前の作品だということにあらためて驚かされます。
この作品の社会現象的成功が、日本のアニメシーンの地位向上に寄与した事は間違いありません。
大好きな人、ごめんなさい
せっかく、先日、「そうでない」映画(カラー及び白黒)を見たのに・・・。自己犠牲のオンパレード。
文民統制もなされてないような軍。上官の命令を無視する部下。波動砲のような強力な武器を積んだ戦艦を個人の意思で動かすことのできるセキュリティ。なんと恐ろしい組織だろう。
なにもかも、みな懐かしい。
リマスターで画面や音声はクリアになって、公開当時より見やすいと感じました。
やっぱりヤマトの声優さんは、この方々でないと!と、改めて思います。
リメイク版の制作が進んでますが、
やっぱり前作と今作がホントのヤマトだと言えますね。
劇場の大きな画面でこそ見るべき作品だとも今作は言えます。
公開当時、初日を前に徹夜で雨の降る梅田東映劇場前で並んだ記憶が蘇りました。
雨宿り出来る様にと劇場内の階段に避難させてもらえるよう劇場側と交渉していただいた方々の事も覚えてました。
10代の頃にこれほど熱を帯びた経験が出来た事も「さらば…」と言う作品が持つチカラなんだと改めて今回鑑賞して思い出してました。
現在のオタク文化華やかな世代の方々にも、この作品がのちのオタク文化へと続く起点の作品だと感じて欲しいです。
新婚生活とは。
「五代よ……!?夏子ではない………」(低い声で)
ファイターはな、死ぬまでファイター辞めれんのかな、ファイターは長くダラダラ生きられへんのか!?、ユキの事愛してるなら闘争心を我慢できんのか⁝( `ᾥ´ )⁝?!
五代よ…愛とはなんぞや…、愛とは。…
戦艦ヤマトって海から出るんや🌊(*゜∀ ゜*)ヘェ-翼ってあったんや😲(((゜Д゜;)))
弁慶の泣き所やな。
艦長在任期間短すぎやろ……。
すーぐワープ使う〜
五代進「(*´□`)/ダァァー❕」
コントロール室について、爆弾投げるまでの間がシュールだった…
デスラー総統、せっかく復活したのに…すぐやん…すぐ…
不朽の名作です
昔々見た映画ですが、いまでもその場面は頭に残っています。
地震、紛争等々の悲しい出来事があふれかえる今だからこそ、身に染みる物語だと思います。
ラストシーンの一閃の光が何を意味するのか、沢田研二さんの歌声に、40数年ぶりに号泣でした。
思い入れなきアラカンの感想
間違いなくドンピシャな世代ながら初回数話を見逃したからかあまり積極的に触れずに過ごしてきたヤマト。劇場版とか2とか3とか色々と見てはいるが、本作はなんと初見である。後にさらばのラストシークエンスご安彦良和によってなされたものと聞いており、そこを確認したく参上。したがって思い入れ加点はまったくないのである。
確かにラストの艦橋は舞台劇のように見ごたえがあったが、一本の映画として制作されたものとすると、スジの練り方がたりず、中間がどうしても退屈と言わざるを得ない。
そして最後に、もう二度とお目にかかることはないと断言されていることにも驚かされた。
それにしても40数年の日本のアニメ演出・技術の進化は恐ろしいものがある。
待望の劇場行ってまいりました。
待ち望んだ『さらば』をやっと本日劇場で観てまいりました。
約45年振りの劇場鑑賞です
上映初日から9日目にしてようやくです
本当は先週鑑賞予定してましたが、上映予定の映画館が営業休止になりまして、
再開予定もメドが立たず、最悪の場合
今回観れないのかと半分諦め消沈しておりましたが同じ系列の別劇場が営業再開になり2週目から劇場を替えて上映になった次第です。北陸では唯一石川県の劇場って言えば何故か判っていただけますよね!
本作は残念ながら2K上映ですが
作品が始まり感じたのは
役者さんの台詞がハッキリ聴こえるぞと思いました。
ホームページとかに磁気録音マスター素材が…で音声が良くなったと書かれてましたが、そうなんだと認識しました。あくまでも昔のモノラル音声だし、ステレオや最近流行りのドルビーアトモスでもありませんが、音が良くなってます。
それから画質がリファインされて綺麗ですね
PART1より明らかに進歩した印象です。
事前公言のコンセプト通り作画や彩色ミスは修正加工されずそのままでしたが、ここはやはりリマスターしていただいたほうが良かったのではないかって思いました。
とにかく古代、ユキ、真田、デスラー樣
皆んなその場に居て芝居してるみたいな
臨場感がありました。
PART1の全26話やその他ヤマト劇場作品全て4Kリマスターしていただけると嬉しい
やはりヤマトはいいなあ(≧∇≦)b
さらばを映画館で観たのは今から45年前のこと。封切り日の午前1時からオールナイトニッポンでさらばの特集をやっていた。当然それをエアチェック。オールナイトニッポンを聞き終えてから中学の友だちと一路新宿へ。そこに待っていたのは映画館をとりまく大行列。何時間並んだかはおぼえていないがやっと入っても超満員。通路に座っての鑑賞。とにかく絵がきれいなのには驚いた。先の見えない展開に超巨大戦艦の登場。
古代と雪が超巨大戦艦に立ち向かう場面で、死んでいった人たちが艦橋に現れ古代と雪の方を振り返りみな微笑んでいたシーン。中学時代に見たときと同じ場面で涙してしまった。
ジュリーの歌で幕を閉じるが余韻に浸りなかなか席を立つことができなかった。
もう一回観てみよう。
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