宇宙人東京に現わるのレビュー・感想・評価
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出鱈目な映画。 色を付けたからと言っても脚本が破綻していたのでは、...
出鱈目な映画。
色を付けたからと言っても脚本が破綻していたのでは、元も子もない。
余り古さを感じないのは、今も同じ様な事をやっているからだと思う。日本の伝統技術と言うには程遠い。寧ろ、こう言った出鱈目を見せられて来た我々世代をあわれんで貰いたい。
断言する。私は見ていない。始めて見て、ズッコケた。
当時の風景とか、当時は人工衛星を打ち上げる事が世界的に望まれ、競争を米ソでやっていた時期。そう言った目で見れば、もっとシリアスに作って貰いたかった。
人工衛星を人類最初に打ち上げたのは、ソ連のスプートニク1号で、1957年10月3日だったかなぁ。私はその直後に生まれたが、打ち上がったのをなんとなく実感するのはどうしてだろう。ガガーリンはうっすら、テレシコワははっきり、アームストロングは実に明確に覚えている。しかし、人類は未だに未知との遭遇はセずに、混迷しきっている。もうすぐ、75年。そろそろこの世ともおさらばしなけりゃならない。のに。
地球に警告する。
Amazon Prime Video(シネマコレクション by KADOKAWA)で鑑賞。
パイラ人のデザインを岡本太郎が手掛けたことで有名な日本初の総天然色による特撮映画。特撮を担当したのは後にウルトラシリーズなどで活躍する的場徹。パイラ人が地球人女性に変身するシーンや、新天体R接近による大津波のスペクタクルなど、その手腕が遺憾無く発揮されていました。
パイラ人は自らの文明が原水爆によって滅亡寸前になったことを教訓に、宇宙道徳に基づいて行動している種族。
地球でも同じことが繰り返されようとしているのを察知し、事態を回避しようと警告しにやって来たのでした。
彼らが活動の前線基地として日本を選んだ理由は、地球上で唯一、原水爆による直接的な被害を受けた国だからでした。
「Rの衝突を回避するためには、地球上の全ての原水爆をRに撃ち込むしかない」とのパイラ人の助言に従い日本の科学者たちが働き掛けますが、核保有国は首を縦に振らない…
この期に及んで核以上の破壊力を発揮する新物質を狙い、某国エージェントが科学者を拉致監禁し、製造方法を差し出せと迫る始末。滅亡を前になんの価値があると云うのか?
人類が迎えた結末は希望に満ちたもので、本作のメッセージが今尚色褪せないものであることを痛感しました。一刻も早くこのメッセージが色褪せることを願って止みません。
[余談]
パイラ人が出現する際に発せられる効果音は、後にガメラの回転ジェットに流用されましたことを知りました。
※修正(2023/03/19)
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