「丑三つの俳諧者、蝋燭はちまきの村に今、何思う。(またポエマーになってるし・笑)継やん、かわいそう(´;ω;`)」丑三つの村 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)
丑三つの俳諧者、蝋燭はちまきの村に今、何思う。(またポエマーになってるし・笑)継やん、かわいそう(´;ω;`)
前回の『ナインイレヴン』を観るためにアマプラで無料トライアルを始めたプラス松竹。
その中で「なんか面白そうなんないかなー」と思い、あれこれ探してみて、こちらをチョイスです。
またもや実話ベースです。しかも空前絶後の三十人殺し事件。(津山事件)
本当に不謹慎の極みなんですよね。いえいえ、そんな作品を楽しみたいと思う私がですよ。
しかも主演の古尾谷雅人さんといえば、自ら命断たれた俳優さんじゃないですか。
何だか、かなり血塗られた作品のようです。
調べてみると、欧米でも上映があったそうです。
その時のタイトルが、これまたクールです。
『Village of doom』(『運命の村』or『破滅の村』or『凶運の村』)
またまくらが長くなりそうです。さっさとレビュー行きますね。
結核を患った主人公・継男(継やん)を演ずる古尾谷さん、まさに本物の病人のようにやつれ細った体躯でした。リアル感ぱねぇです。
まるで定規みたいに体が薄っぺらいの。
そして本作、R-18の指定に違わず、生々しいエロ描写のオンパレードなんですよね。地上波では絶対に放映できないやつです。
ギャグシーンですら
「オカンええか!オカンええか!」→「なんやそれは!」→「お父ちゃんのマネや!」(笑)
「な~んや、もう出たん。えらい早い鉄砲撃ちやなぁ(笑)」ですよ(笑)
そして女優さんがB地区全開の体当たり演技じゃないですか。
ビジュアル的に全然(*´Д`)ハァハァしなかったんですが。←言い方!
今日的に置き換えると、綾瀬はるかや橋本環奈あたりが演ずると、絶対に(*´Д`)ハァハァするんですが。←こら!
本作だと、田中美佐子が環奈ちゃんっぽいポジションです。
はるかさんに「うちのお父ちゃん…しばらく家あけてるから。夜ヒマやったら遊びにおいで。女ひとりの夜って…長すぎるんよ♡」とか言われた日にゃ!(*´Д`)ハァハァ←だから!
そんな継やん、叡智の最中の切なそうな表情がかわいいの(*´Д`)ハァハァ
“泥の付いたピン札”の、ぶっきらぼうなトラック運転手の時とは大違いです( *`н´* )ムッ
その古尾谷さん演ずる継やんですが、本当にかわいそうなんですよ。
屈託のない笑顔で、村のみなさんに挨拶して回るようなええ子やったんですよ。
お国のために命奉げる兵隊さんになりたいって、純粋にそれだけを願ってた子やったんですよ。
何の罪もないのに肺病に冒されて、村八分の目に遭うなんて、そんなー(´•̥ ω •̥` )なんですよ。
幼馴染(恋人?)の田中美佐子まで結婚して去ってしまうんですよ。
おばやん(おばあちゃん?)以外に唯一、構ってくれていた大場久美子からもきつく拒まれるようになるんですよ。
精を出していた(文字通り)←おい! 夜這い相手の五月みどりから「もともと、嫌いなんよ」とか、池波志乃からも「もう来んといて!」って惨めにあしらわれる始末なんですよ。
どないしたらええんや!継やんの明日はどっちだ!なんですよ!
徐々に正気を失っていく継やん。山奥で猟銃撃ちの訓練に汗水流したり。
とうとう「犬丸継男の戦場」なんて物騒な村の地図を作って、虐殺シミュレーションまでやらかす始末。
継やん、あの頃の笑顔はどないしたんや!
「自分が戦地で鉄砲持って戦えんもんやさかい、このクソ田舎で鉄砲ふりまわして憂さ晴らししてるだけやないいか!このごくつぶし!」とまでなじられるんですよ。
石橋蓮司からは「へのけもん(意味不明)の!てなえぼう(意味不明)の!このびょーき持ちのくせからして!二度と来るな!びょーきが移るわ!」「人の嫁はんに、夜這いかけるしか能のないやつや言うとるんや!」ですよ!あんまりだ!意味はわからないけれど、あんまりだ!(´•̥ ω •̥` )
それに対して継やん「昼間も来たことある!」って(笑)
村中からつまはじきですよ。ひどい目に遭うんですよ。特にムラの実力者こと、勇造(夏木勲さん)!おまえのことだ!
ムラ社会こわい。えげつない。
そりゃあ誰だって正気だって失いますよ!って話ですよ。継やん、かわいそう…(´•̥ ω •̥` )
継やん、とうとうブチ切れです。
頭と胸に懐中電灯を灯して「こりゃやっぱり鬼やな!」と不吉な笑みを漏らします。
山の斜面から、早朝の村を俯瞰で見降ろす継やん。
「まぁ皆さま方よ、今に見ておれでございますよ」「戦場へ行きます。鬼になります」の言葉を胸中に秘め。
鬼と化した継やん、まずは村の電線をカットして村中を停電させます。
軍服に身を包み、ポン刀とドスを携え、散弾銃を手に、いざ決行の刻。最初の犠牲者は、なんとおばやん。躊躇なく振り下ろした斧で惨殺。
返り血に染まった継やん「おばやん、俺を夜叉にしてくれ!俺を鬼にしてくれ!」「犬丸継男君、バンザーイ!バンザーイ!」継やん、もはや正気の沙汰ではありません。完全な殺戮マシーンと化します。
「クソババァ!夜這いに来たでぇ!」ポン刀と銃で村人たちを容赦なく屠っていきます。
大場久美子まで凶弾とドスの餌食になってしまいます。「結婚おめでとうさん」バキューン!グサッ!
継やんに肩入れしているとは言え、ここでカタルシスを感じる私、間違いなく外道です。
「起きんかい!皆殺しにしたる!」バキューン!グサッ!女子供まで容赦なしです。バキューン!グサッ!
もはや田中美佐子の説得も耳に届かず「まだ三軒残っとる!鬼のどこが悪い!」と吠えます。
散弾銃で頭吹き飛ばすとか、結構グロいシーンも挟んで。バキューン!グサッ!
勇造の命乞いにザマぁです。なのにこいつ生き残るんですよね。こいつこそ屠っておいてほしかったのに。
映画とはいえ、そういうこと思う私が鬼です。ご遺族の方々も今だご存命かもしれないのに。
映画化で、かなり脚色があるとは思うのですが、私は継やんが哀れで哀れでたまりませんでした。
Wikipediaによると、だいたい実話を再現したお話のようです。
史実では、犯人の都井睦雄(リアル氏名)は21歳の時にこの事件を起こし、事件直後に自害したようです。
「皆さま方よ、さようならでございますよ」最後の最後。継やん、自らの頭を吹き飛ばすシーンまでは描かれていなかったの。ムラの被害者の方々よりも、継やんのご冥福を祈りたい私って…やっぱり鬼だ。
長すぎでした 流してください ただ 事実と同じですが 最初に育てのおばあちゃん👵退路を完全に断つ
古尾谷雅人さんの渾身の役🪓 狂気に震えました🫨いい意味で・・
食いついていただきありがとう😊ございます。池波志乃 五月みどり 確かに 昭和50年代 最強のエロタッグ【いい意味で】でした。ただ 和服 モンペ❓のリアルなだけに エロは 精力ハァハァ❗️は殆どゼロ0️⃣感じず 発生せず
ただ 時系列に 津山事件に忠実な 【古尾谷雅人さんの渾身の狂気】に感じ入りました。
多分、超カワユイかわゆすぎ😍田中美佐子さんの役以外は ほぼ 筑波さんという方の文庫本と同じ内容でした。
ただ 現実にはおばあちゃん👵が 小金持ちで 教育に理解なく旧制中学校受験もさせず かと言って
農作業もさせず 今でいう引きこもりの方同様 ネット、テレビ ビデオどころか エロ本も漫画本もない【縁日のエロ写真はあった模様】時代に 屋根裏部屋篭らせたら ましてや 日本の伝統の真髄 夜這いも拒絶ならば 都井睦男氏の凶行は必然だったかもです。何しろ働いてないのに 猟銃、複数回購入してますので
長文すみません。失礼します。継やん気の毒でした 兵隊不合格は農村では致命的な不名誉でしたので。
【三島由・・・のような 金持ち高学歴 都会のボンが 意図的とも見える忌避とは状況が違うだけに 気の毒】