劇場公開日 1995年6月3日

「空回りな感が…」WINDS OF GOD 777さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0空回りな感が…

2025年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

第二次世界大戦が終戦して50年という節目で、複数の映画制作会社が
過去の戦争を振り返る作品を、多く作られたが、この作品は異色に当たる
なぜならば、他は過去の戦時中を描いた文学作品をリメイクするのが
目立ったが、この作品は現代の若者が太平洋戦争時にタイムスリップし
ゼロ戦特攻隊に生まれ変わる、という設定だからだ
…しかし、戦争を知らない現代の若者に、戦争の恐ろしさを伝えようという
熱意は感じるのだが、それが空回りしている感が…
タイムスリップした二人のうち、一人が何故に特攻して死ぬ覚悟に至ったのか
という心理描写も、あまり伝わってこなくて…
原作となる舞台劇では、昭和天皇を侮辱する台詞があったらしいが、やはり
映倫としは、そこはカットされ…
同じ特攻なら、山崎貴監督の「永遠の0」を、お薦めする
脚本と主演を務めた今井雅之氏が、既にこの世を去っているという
哀悼の意味も込めて、★の数は少しオマケで…

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