劇場公開日 1988年9月15日

「緑色のアイスの皿」異人たちとの夏 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5緑色のアイスの皿

2018年9月30日
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"ホラー二本立て“になってしまったのは残念(笑)

どうもおかしい構成だと思ったら、Cape Godさんのお調べでは「亡き両親が悪霊《KEI》に取りつかれた息子を正気に戻すために現れた」というのが物語の骨格なのだそうだ。

それならば、ラストシーンで、雑草の更地でアイスの皿が再登場するのだが、名取裕子に向けてどこからかあの皿が投げつけられるとか、の演出が加わっていたならもうちょっと違ったかも。

そんなわけで作りは「?」だったけれど、
すき焼きの場では不覚にも声を出して泣いてしまった。

大人になっても、子ども時代にも、僕らはさまざまな幽霊に脅かされ苦しめられてるよね・・・
でも「お前を誇りに思うよ」とあの世から聞こえる声が
疲れた心にこんなにも嬉しい。

うんと泣いて、元気になった映画でした。

きりん
琥珀糖さんのコメント
2024年1月3日

きりんさん

共感とコメントありがとうございます。
どうか今年もよろしくお願いします。

私も、すき焼きを食べるシーンで泣きました。
アイスクリームを食べるシーン、秋吉久美子がアイスクリーム器具を
ずうっと回すシーンも、なんとも言えませんね。

リメイクの話しは本当に驚きました。
まさか30年以上経てイギリス人にリメイクして頂くなんて、
配信待ちなので、一年後に観ることになりそうです・・・
(それが、ちょっと悲しいです)

琥珀糖