劇場公開日 1983年2月19日

「ややこしい面もあるが、警察の取り調べが印象深い」天城越え KEOさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ややこしい面もあるが、警察の取り調べが印象深い

2020年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1.前半は、現代と過去・回想が、頻繁に入れ替り、ややこしい
  → 後半は、入れ替わりのスパンが長くなるので、判り易い
2.警察の取り調べを受けた売春婦:ハナは、
  少年とは、一瞬の出会いでなく、数時間同行し、会話している
  → 映画では、ハナは少年を庇う気持ちがあるようには、見えなかった
  → ならば、警察に少年の事を話すのが普通 → 少し変
  → なお、庇う気持ちなら、諦念の態度で捜査に応ずるのが普通
3.警察の取り調べが、自白強要の大失態
  → ①女は殺害を否定している、 ②少年の存在が判明している
  → それなのに、女に自白強要は、明治前半みたいな感じ
4.松本清張の作品に出て来る刑事は、地道で科学的な捜査をして
  困難な事件を正しく解決することが多いのに、
  この映画の刑事は、遺漏捜査でダメだな
  → 手抜かりがひど過ぎる

KEO