劇場公開日 1998年9月12日

「初のメディアミックス作品だけど・・・」あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0初のメディアミックス作品だけど・・・

2024年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、映画館、TV地上波、VOD

テレビで始まり映画で終わるスタイルの作品は近年多く製作されているが実はあぶない刑事が初だった。
あぶない刑事フォーエヴァーのTVスペシャル98で警官射殺容疑の城島を逮捕したが入院先の病院から逃げ出したところで物語が終わり映画のオープニングで逃げた城島をタカとユージが逮捕しそこなうが背後には傭兵部隊が横浜で大きなテロ計画を準備している事がわかる。
この作品が公開されている裏ではフジテレビ系では踊る大捜査線がヒットしておりそちらもメディアミックス作品として大成功しており興行収入はあぶない刑事よりも大幅に上回っていた。派手なドンパチや有り得ない様なシーン等がある昭和テイスト満載な刑事ドラマよりもよりリアル指向な刑事ドラマにシフトチェンジしている時代だった。余談ではあるがこの作品で使われたマセラティギブリは本当はラスト辺りまで使用する予定があったが3回壊れており1回目はテレビスペシャル98の時に砂利山にフロントバンパーをぶつけて破損、2回目はハマーを追ってドラム缶にぶつけて破損、最後は撮影時に運搬する時に大破させてしまったそうだ、
ラストのタンカーが突っ込むシーンはハリウッド映画のスピード2のパクリとしか思えないしタカとユージが爆死したのか生きているのかの描写が物議を醸したのは言うまでもなくファンとしては煮え切らない終わり方だったと思う。

ソニー・クロケット