あぶない刑事のレビュー・感想・評価
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ブラックコメディだったけ?
大昔にTVで人気だった相棒刑事ものの元祖の様なポリスストーリー、観なおしてみると警察を皮肉ったブラックコメディのようでがっかり、長谷部安春監督が元日活ロマンポルノのエースだからか、必然性のないヌードシーンや下ネタ満載、ヌードやヘルメットなしのバイク走行シーンはテレビでは放送不可、映画ならではの仕込みでしょう。同じ港署の山路瞳役の長谷部香苗は監督の娘さん、日産がタイアップなので覆面パトカーからトラックまで日産の車が悪目立ちと商売気もありありですね。
敵はたった一人の殺し屋で雇い主も素性が割れているのに、あぶない刑事コンビはパワハラ課長に風俗店やトイレの痴漢捜査など担当を外され弄ばれてなかなか逮捕に至らない。
やっと見つけても殺し屋の方が武器も力技も遥かに上でやられるばかり。
戦闘シーンにダンスミュージック風なBGMを被せたり、コメディ調の演出は不自然にしか思えない、ラストのヘリブラ下がりシーンは何なのか・・。
派手なアクションシーンで人気のあった石原プロの西部警察の二番煎じと言われたくなかったのだろうが差別化を狙った雑味が多い演出は好みではありませんでした。
舘ひろしと柴田恭兵、主演2人は絵になっていると思ったが、・・・。
長谷部安春監督による1987年製作(99分)の日本映画。配給:東映、劇場公開日:1987年12月12日
シリーズ最新作が面白そうに見え、旧作を見てみた。
主演の舘ひろしと柴田恭兵のみならず、脇を固める浅野温子、仲村トオル、中条静夫、木の実ナナ、ベンガル等のキャラクター設定がなかなかに良く、楽しく見ることができた。主演二人はやはり絵になると感慨を覚えたが、意外な柴田恭平のダンス様パーフォーマンスにはビックリ。
強力な敵役、菅田俊の存在感も強く印象に残った。ただ、黒幕のはずの室田日出男が手下の筈の菅田アッサリとヤラレてしまうのが何とも興醒めで、脚本が面白みに欠けルとは思ってしまった。
ヒロインのはず?の小野みゆきも、演技力不足か脚本/演出の問題か不明だが、セリフ自体も乏しく、全く魅力を感じることはできず、このての映画としては大きな難点と思った。
まあ、わざわざ映画館に行って最新作を見る意欲は、少々薄れた様な。
監督長谷部安春、脚本柏原寛司 、大川俊道、企画岡田晋吉 、清水欣也、 黒澤満、プロデューサー初川則夫、 伊地智啓、撮影姫田真佐久、美術小林正義、音楽監督鈴木清司、音楽志熊研三、音楽プロデューサー、高桑忠男、 石川光、イメージソング鎌田英子、挿入歌柴田恭兵エンディングテーマ舘ひろし、録音酒匂芳郎、照明井上幸男、編集山田真司、助監督伊藤裕彰、スチール三村和義、製作協力セントラルアーツ。
出演
鷹山敏樹舘ひろし、大下勇次柴田恭兵、真山薫浅野温子、町田透仲村トオル、近藤卓造中条静夫、松村優子木の実ナナ、鳴海総太郎室田日出男、結城緑小野みゆき、豹藤幸次郎菅田俊
田中文男ベンガル、吉井浩一山西道広、武田竜堀内孝人、山路瞳長谷部香苗、吉田春彦秋山武史、安田一郎石山雄大、鈴江秀夫御木裕、若原友行加藤大樹、愛川史郎飯島大介、竹田敬三海一生、河野良美堅物房子、土橋徹賀川幸史郎、谷村進衣笠健二、井沢鉄男伊藤洋三郎。
長谷部監督だとやはりコメディ要素が少ない
1986年より1年間放映されたあぶない刑事の記念すべき第1作目、監督はパイロットフィルムを撮った長谷部安春さんだけにアクションシーンやシリアスな部分にウェイトを重視し冒頭からパトカーを横転させ爆破、ラストの銃撃戦ではモーターボートをヘリで追跡したりタカとユージが捜査方針の違いから仲違いするシーンがあったりタカのバイクスタントシーン等のハードボイルド路線な仕上がりになっている。
時代は一般人でも株等の資産運用が盛んに始まりバブル経済の始まりに近づきつつある頃でそれを取り入れたストーリーになっている。
劇場版となると必ずお約束な事は透の武器調達シーンがあるのだがその武器調達もこれがスタートになるのである。
後のアニメ銀魂でも銀時と土方が手錠を繋ながらタンゴを踊るシーンがあったが元ネタはこの映画から来ておりタンゴを踊ったら面白いのではと提案したのはなんと舘さんだったそうでメイキングでは柴田さんと一生懸命に練習していた、更に走るダンプカーにバイクから乗り移るシーンも言い出しっぺは舘さんであり実はこのダンプカーに乗り移るシーンは以前にも西部警察パートⅡで行ってはいたが万が一事故が起きれば取り残しが出る為クランクアップ直前に撮影されている。
今の地上波では放映出来ないシーンも多くこの時代だから許されている描写やセリフも含めてフィクション作品に対しては寛容な時代の良きアクション映画に仕上がっていた。
オイタするヤツらは容赦しない!
"あぶない刑事(映画)" シリーズ第1作。
DVDで鑑賞。
本作の相手はしょっぱなからバズーカをぶっ放して来る危険なヤツら。そんな敵にはあぶないふたりを送り込むまでだ!
ふたりの絆が揺らぐ展開にはハラハラしましたが、物語的にはテレビシリーズの延長線上と云う感が否めませんでした。
しかしながらアクションはスクリーン映えを目指してパワーアップ。カーチェイスやクールなガンアクションに大興奮!
あぶ刑事らしいオチも最高でした。
[以降の鑑賞記録]
2023/07/22:Amazon Prime Video(東映オンデマンド)
※修正(2024/06/06)
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