あぶない刑事のレビュー・感想・評価
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ブラックコメディだったけ?
大昔にTVで人気だった相棒刑事ものの元祖の様なポリスストーリー、観なおしてみると警察を皮肉ったブラックコメディのようでがっかり、長谷部安春監督が元日活ロマンポルノのエースだからか、必然性のないヌードシーンや下ネタ満載、ヌードやヘルメットなしのバイク走行シーンはテレビでは放送不可、映画ならではの仕込みでしょう。同じ港署の山路瞳役の長谷部香苗は監督の娘さん、日産がタイアップなので覆面パトカーからトラックまで日産の車が悪目立ちと商売気もありありですね。
敵はたった一人の殺し屋で雇い主も素性が割れているのに、あぶない刑事コンビはパワハラ課長に風俗店やトイレの痴漢捜査など担当を外され弄ばれてなかなか逮捕に至らない。
やっと見つけても殺し屋の方が武器も力技も遥かに上でやられるばかり。
戦闘シーンにダンスミュージック風なBGMを被せたり、コメディ調の演出は不自然にしか思えない、ラストのヘリブラ下がりシーンは何なのか・・。
派手なアクションシーンで人気のあった石原プロの西部警察の二番煎じと言われたくなかったのだろうが差別化を狙った雑味が多い演出は好みではありませんでした。
0258 鷹山と大下はどうした!
1987年公開
銀星会はどうした!
小野みゆき大丈夫か?というぐらい最悪。
彼女がからむと舘ひろしが空回りする。
まあ2時間スペシャルの類かな。
60点
初鑑賞 1987年12月13日 弥生座
パンフ購入
配給 東映
木の実ナナがかっこいい
舘ひろしと柴田恭兵、主演2人は絵になっていると思ったが、・・・。
長谷部安春監督による1987年製作(99分)の日本映画。配給:東映、劇場公開日:1987年12月12日
シリーズ最新作が面白そうに見え、旧作を見てみた。
主演の舘ひろしと柴田恭兵のみならず、脇を固める浅野温子、仲村トオル、中条静夫、木の実ナナ、ベンガル等のキャラクター設定がなかなかに良く、楽しく見ることができた。主演二人はやはり絵になると感慨を覚えたが、意外な柴田恭平のダンス様パーフォーマンスにはビックリ。
強力な敵役、菅田俊の存在感も強く印象に残った。ただ、黒幕のはずの室田日出男が手下の筈の菅田アッサリとヤラレてしまうのが何とも興醒めで、脚本が面白みに欠けルとは思ってしまった。
ヒロインのはず?の小野みゆきも、演技力不足か脚本/演出の問題か不明だが、セリフ自体も乏しく、全く魅力を感じることはできず、このての映画としては大きな難点と思った。
まあ、わざわざ映画館に行って最新作を見る意欲は、少々薄れた様な。
監督長谷部安春、脚本柏原寛司 、大川俊道、企画岡田晋吉 、清水欣也、 黒澤満、プロデューサー初川則夫、 伊地智啓、撮影姫田真佐久、美術小林正義、音楽監督鈴木清司、音楽志熊研三、音楽プロデューサー、高桑忠男、 石川光、イメージソング鎌田英子、挿入歌柴田恭兵エンディングテーマ舘ひろし、録音酒匂芳郎、照明井上幸男、編集山田真司、助監督伊藤裕彰、スチール三村和義、製作協力セントラルアーツ。
出演
鷹山敏樹舘ひろし、大下勇次柴田恭兵、真山薫浅野温子、町田透仲村トオル、近藤卓造中条静夫、松村優子木の実ナナ、鳴海総太郎室田日出男、結城緑小野みゆき、豹藤幸次郎菅田俊
田中文男ベンガル、吉井浩一山西道広、武田竜堀内孝人、山路瞳長谷部香苗、吉田春彦秋山武史、安田一郎石山雄大、鈴江秀夫御木裕、若原友行加藤大樹、愛川史郎飯島大介、竹田敬三海一生、河野良美堅物房子、土橋徹賀川幸史郎、谷村進衣笠健二、井沢鉄男伊藤洋三郎。
長谷部監督だとやはりコメディ要素が少ない
1986年より1年間放映されたあぶない刑事の記念すべき第1作目、監督はパイロットフィルムを撮った長谷部安春さんだけにアクションシーンやシリアスな部分にウェイトを重視し冒頭からパトカーを横転させ爆破、ラストの銃撃戦ではモーターボートをヘリで追跡したりタカとユージが捜査方針の違いから仲違いするシーンがあったりタカのバイクスタントシーン等のハードボイルド路線な仕上がりになっている。
時代は一般人でも株等の資産運用が盛んに始まりバブル経済の始まりに近づきつつある頃でそれを取り入れたストーリーになっている。
劇場版となると必ずお約束な事は透の武器調達シーンがあるのだがその武器調達もこれがスタートになるのである。
後のアニメ銀魂でも銀時と土方が手錠を繋ながらタンゴを踊るシーンがあったが元ネタはこの映画から来ておりタンゴを踊ったら面白いのではと提案したのはなんと舘さんだったそうでメイキングでは柴田さんと一生懸命に練習していた、更に走るダンプカーにバイクから乗り移るシーンも言い出しっぺは舘さんであり実はこのダンプカーに乗り移るシーンは以前にも西部警察パートⅡで行ってはいたが万が一事故が起きれば取り残しが出る為クランクアップ直前に撮影されている。
今の地上波では放映出来ないシーンも多くこの時代だから許されている描写やセリフも含めてフィクション作品に対しては寛容な時代の良きアクション映画に仕上がっていた。
【コミカルな展開の中にシリアスシーンを絶妙に塗した粋な昭和最後期のアクション映画。バブル期真っ最中の香りを漂わせつつ、冷徹な悪役を演じた菅田俊さんの姿が内容を引き締めている作品でもある。】
■ヒジョーに分り易い理由で鑑賞。<最近、映画館で予告編がガンガン流れている。>
何しろ、私”あぶない刑事”の存在は知っていたが、観たことが無いからである・・。
◆感想<Caution!!内容に少ししか触れていません!>
・ご存じの通り、タカを演じる舘ひろしさんは、今や邦画の大御所的存在として白髪をビシッと決めて大活躍である。
そして、今作を観ると髪は黒いが、今と余り変わっていない事に驚く。凄いモノである。
更にはバイクを駆って、砂を積んだダンプの荷台に飛び移るシーンなど、ノースタントで演じている。吃驚である。
・トシを演じる柴田恭平さんは、近年だと「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の渋い執事が良かったな。
更に、ステージの上で軽やかに踊るシーンなども真骨頂である。(元ミュージカル劇団)
■今作のシリアスシーンを盛り上げているのは、冷酷な悪役豹藤を演じた菅田俊さんである。
無茶苦茶格好良い。
悪役が良いとサスペンス作品は面白くなるのは王道だが、今作は、菅田さんありきの作品と言っても良い。
菅田さんって、この作品から一気に脚光を浴びたそうである。成程、納得である。
・タカとトシに厳しい課長(中条静男)も、トオル(仲村トオル)が壺に隠して運ぼうとする課長が取り上げたタカとトシの銃が入っているのを判りながら”割るなよ。”と言って見逃すシーンなど、粋である。
<今作を観ると、このシリーズが人気になったのは良く分かるし、懐かしい役者さん(特に少年課の暴走族に顔が利く女性課長を演じた木の実ナナさんかな。あとは、小野みゆきさんだな。)の姿も嬉しき作品である。
さーて、新作どうしようかなあ・・。>
タイムカプセルとしてはなかなかの作品
日本テレビ系あぶない刑事映画化
昭和バブル。ハリウッド映画全盛期で日本映画が相手にされない時代にあぶない刑事が映画化してシリーズ化したのは大手柄。ちなみに当時の配給収入は1500万円。同時上映のジャッキー・チェン(但し客寄せパンダ)に助けられたとはいえ大ヒットには違いない。
敦煌 4,500 6月 東宝
優駿 1,800 7月 東宝
いこかもどろか 1,600 8月 東宝
あぶない刑事
七福星 1,500 1月 東映
ドラえもん のび太のパラレル西遊記
エスパー魔美 / 星空のダンシング・ドール 他 1,360 3月 東宝
ビーバップ・ハイスクール高校与太郎狂騒曲
はいからさんが通る 1,250 1月 東映
ラストエンペラー 2,450 1月 松竹富士
ランボー3 怒りのアフガン 2,400 6月 東宝東和
危険な情事 1,740 2月 UIP
ウィロー 1,500 7月 UIP
ニューヨーク東8番街の奇跡 1,080 1月 UIP
ハリウッド映画全盛期に日本映画がこれだけ上位に食い込めたんだから昭和バブルらしく日本映画も結構頑張ってカネかけてた。
リアリズムよりダンディズム
突っ込みどころは満載。
80年代のファッション、色遣いも、笑いの種になるか、懐かしいと思うか、温故知新となるか…。
今の映画から比べると、テンポは悪い。
でも何より、カッコイイ。
主役はもとより、中条さん、木の実さん演じる課長にもしびれる。
役者の立ち振る舞い、表情と役者の魅力が最大限に引き出されている上に、
色の配色
光と影の使い方
アングル
一つ一つのシーン、画が、ポスターとして使っても様になる。
ロケハンもよくこういう画となる場所を見つけたなあと感動する。
単に名所巡りではない。
そんな映像に、主役をはじめとする芸達者が、
台詞の掛け合い、コメディ場面と観ていて心地いい連鎖を見せてくれる。
声だけを聴いていても面白い。
人気シりーズになるのも納得。
クライマックスがMVになっていて残念。それはそれで格好良いのですが・・・
傭兵崩れの殺し屋を、タカ&ユウジの刑事コンビが追う物語。
当時の大人気刑事ドラマの劇場版です。
邦画の場合、TVドラマの劇場版の方が「エンターテイメント」と言う割り切りが出来ていて、観る方は楽しめるような気がしています。
本作もそんな「エンターテイメント」と割り切った作品です。
TV版同様、タカ&ユウジの格好良さ、絶妙なギャグ、派手なアクション、そしてそれらを支えるお洒落なBGMが満載です。
TVを知らない方にも、楽しめる作品だと思います。
難点を言えば、瀕死のタカに謝罪するユウジのシーン。劇場版ということで少し余所行きのシーンを入れてしまった印象が強く、個人的にはマイナスでした。
後は、クライマックスのアクション。格好は良いのですが、映画として観れば、迫力や緊迫感はもう少しあって良かったかもしれませんね。
オイタするヤツらは容赦しない!
"あぶない刑事(映画)" シリーズ第1作。
DVDで鑑賞。
本作の相手はしょっぱなからバズーカをぶっ放して来る危険なヤツら。そんな敵にはあぶないふたりを送り込むまでだ!
ふたりの絆が揺らぐ展開にはハラハラしましたが、物語的にはテレビシリーズの延長線上と云う感が否めませんでした。
しかしながらアクションはスクリーン映えを目指してパワーアップ。カーチェイスやクールなガンアクションに大興奮!
あぶ刑事らしいオチも最高でした。
[以降の鑑賞記録]
2023/07/22:Amazon Prime Video(東映オンデマンド)
※修正(2024/06/06)
事件が起こっても明るい署内
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