「有望新人女優大島弘子は芸能界の荒波に飲み込まれたのか」あの夏、いちばん静かな海。 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
有望新人女優大島弘子は芸能界の荒波に飲み込まれたのか
過去数回鑑賞
監督と脚本は『その男、凶暴につき』『3-4x10月』『ソナチネ』『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『座頭市』『アウトレイジ』シリーズ『龍三と七人の子分たち』『首』の北野武
サーフィンを始めた若い男と恋人のラブストーリー
聾唖者という設定のため2人には台詞がないのが特徴
流れる久石譲の音楽
愛し合う2人に言葉はいらない
この作品で日本アカデミー新人女優賞を獲得した大島弘子の次回作はない
表情だけで感情を表現し高く評価されたようだ
次の出演作に意欲的だったがなぜかすぐさま引退してしまった
これは数ある芸能界ミステリの一つ
何があったのか知らないが残念である
コメディーリリーフ的存在のサッカー少年二人組の片方を演じた小磯をよく見たら思い出した
『たけしくん、ハイ』で主人公を演じた子役である
この頃の田山涼成の髪はフサフサだった
ラストは後追い自殺と解釈する人も少なからずいるようだがそれに関して自分は否定派
最後の記念撮影の数々は蛇足などという意見はあるがわりと好き
配役
ゴミとして捨てられていたサーフボードを拾い修理してサーフィンを始めた聾唖のゴミ収集員の茂に真木蔵人
茂の恋人で聾唖の貴子に大島弘子
サーフショップ店長の中島に藤原稔三
サーフショップ店員に鍵本景子
茂に影響を受けてサーフィンを始めるサッカー少年に小磯勝弥
茂に影響を受けてサーフィンを始めるサッカー少年の友人に松井俊雄
男にみかんの皮を剥くよう頼む女に窪田尚美
茂の職場の先輩の田向に河原さぶ
ゴミ収集会社の所長に芹澤名人
体操をしている男に渡辺哲
軽トラのおじさんに寺島進
3人乗りの軽トラのおじさんを取り締まる警官に田山涼成
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