姐御(1969)

劇場公開日:

解説

藤田五郎の原作を青山剛が脚色し、「博徒無情」の斎藤武市が監督した任侠もの。撮影は同作品でコンビを組んだ萩原憲治。

1969年製作/88分/日本
配給:日活
劇場公開日:1969年8月9日

ストーリー

磯島組大幹部紺野淳一は、親分宇太郎に跡目相続を頼まれたことから、同格幹部影山にねたまれた。だが、淳一は影山を兄貴とたて、二代目正輝が刑務所から帰るのを待った。ある晩、淳一、愛の夫婦が刺客に襲われた。暗殺を命じたのは影山。ようやく事の重大さを知った磯島は、後見人の花村を仲介に、二人に和解の盃を交させた。だが、影山のいやがらせはとどまらず、淳一の縄張りは次次に影山の手中に落ちていった。やがて、二代目が出所、淳一は彼のために無法な影山のだまし討ちに会い、短かい生涯を閉じた。翌日、淳一の葬儀がしめやかに行われた。淳一の弟や子分は、平然と焼香に現われた影山を襲った。が、間髪を入れず藤川が両者の間に割って入った。彼は影山の仕返しを心配して、かつての兄弟分だった淳一の妻愛や弟をなだめたのだ。それから数カ月、愛はお茶漬屋を開業、影山の縄張荒しで衰弱の一途を辿る磯島組二代目を励ました。その姿は、義理人情に生きた夫淳一の魂が彼女に乗り移ったと思えるほどだった。淳一の弟が、影山のソープランドで働く光子と駆け落ちをしたのはそんな折、この一件により影山の愛に対する仕打ちは一段と悪辣になった。一方、愛と五郎は、淳一の仏前で男女の間柄を越えた兄弟分の盃を交わすと非道な影山興業に怨念を晴らした。

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