あしたのジョー(1970)のレビュー・感想・評価
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自宅(CS放送)にて、'10年版に続き鑑賞。石橋正次の“矢吹丈”も悪くないと思った。'10年版より更に駆け足で進行し、原作により忠実な反面、あくまで原作を知らないと愉しめない。オノマトペの描き文字や効果線、吹き出し等、原作漫画独特の表現を採り入れた画作りが良くも悪くも雰囲気とテンポを作っている。原作第一部の終盤辺り迄が描かれるが、雪も積もらず如何にも中途半端な尻切れトンボで締まらないラスト。ただ普段、アニメや漫画が苦手な筈なのに『あしたのジョー』はつくづく好きなんだナと認識させられた。50/100点。
・鑑賞日:2013年6月26日(水)
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1970年頃ならではの独特の空気感は溢れているけれど
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梶原一騎先生の別名・高森朝雄名義で原作を、ちばてつや先生が作画担当。『週刊少年マガジン』に連載された昭和の少年漫画の不朽の名作の実写版。
【あしたのジョー】は、やはり虫プロ製作のテレビアニメ版や、後のリバイバルブームの際に公開されたアニメ映画版の方がファンの間でも評価が高いのが実情である。
けれども、【あしたのジョー】の舞台となる1970年頃の独特の空気感は、映画の中に良く出ており、実写版も決して失敗作とまでは言えない。
【あしたのジョー】ファンには、必見の作品である。
但し、青山役を小松政夫さんが演じているのには、かなり違和感を感じえない。
丹下段平も、漫画やアニメの絵や、藤岡重慶さんの声の印象が強烈にあるため、多少違和感を感じる。
サチ達、ドヤ街の子供達も、少し幼すぎる気がするのだが・・・。
主題歌を、石橋正次さんが歌っているのだが、やはり歌手としては、尾藤イサオさんの方が格上である。
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