「呪いがテーマ」赤い殺意(1964) じゃっくさんの映画レビュー(感想・評価)
呪いがテーマ
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果たして主人公は本当に成り行きであのような結末に至ったのかという点で興味深い作品だった。主人公は劇中で自分は不幸だと連呼するし、何か嫌なことをされても復讐心で相手をとっちめてやろうとも考えない。せめて、もうやめて欲しいですと言って相手に金を握らせようとする程度だ。主人公は成長という成長を最後までしなかった。それなのに最後はおおむね主人公の思い通りの結末を迎える。なぜだろうかと思ってもう一回見返してみるが、冒頭にその答えがあったように思う。これは「呪い」の話だ。
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