観察 永遠に君をみつめてのレビュー・感想・評価
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すれ違いを最後に照合とは無粋!
残念な映画。
短編にすれば良かった。
最後に照合しない方が男目線を払拭出来て良かったと思うが。
最後に答え合わせしてしまうとロマン(ス)が無くなり、主体が男性なら男目線になる。
女性のロマン(ス)は何だったんだろう?
僕は生まれてこのかた18回引っ越ししている。しかし、引っ越しの理由はこんな事じゃないし、ひとつの所に留まりたいとは思わない。だから、生活環境を変えても、そこでの生活は出来るだけ一期一会の関係にしている。そして、OB会に出たり、昔の人に会いに行く様な事も出来るだけしたくない。だって、昔の人生を振り返って、回想するって人生の終焉でしょう。だから、PLAN75の様に他人に自分に人生の終焉を決められてしまう。そんな考えは例え出来損ないの稚拙なアイロニーであっても拒否感が湧く。
純愛じゃなくてモラトリアムかな
子供の頃から小沢和義扮する三上茂樹は豪邸に住む緒川たまき扮する名取弥生を望遠鏡で覗いていた。
結構明るそうな男子なのに覗きたくなる気持ちはわからんでもないが、まあ憧れなのかな。同じ所で雨宿りしてても口がきけないのはやむを得んだろうね。でも大人になって就職してからも覗き続けてるのは引くね。引っ越し先まで追いかけて誰も傷つけていないとは言うもののね。覗いてると気にもなるし、介入したくもなるんだろうな。どうしてこの映画の評価が高いのかな。子供が出来ても覗いてるって言ったら家族にも申し訳がたたないよね。これは純愛じゃなくて病気だよ。モラトリアムかな。
地味かも知れませんが、映画でなくては描けない良い作品です
いわゆるストーカーものに区分されるのでしょうが、追い続ける男に対して、追われていることに気づいている女の微妙な感覚が良く描かれています。最後は思わず泣けてしまいました。
2部構成になっていますが、いろいろなシーンが見事に絡み合う(すれ違う)のは見事です。
所々に出てくる「絵」が絶妙、私には理解できませんでしたが。
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