「タイトルの通りだった!」4分間のピアニスト jack0001さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルの通りだった!
この2人、欠陥だらけで、全然完璧じゃない人柄。
どちらも頑固一徹、お互いが常に手探りなまま終焉する。
最後の最後まで、お互いを信用出来たのか否か?
ラストシーンを観終えても、僕は答えが見つからない。
どうも釈然としない。
でもこの釈然としない気分こそ、リアルだ。
これが人間の深層心理なんだろう・・・少なくとも、予定調和とはいかない実社会を象徴するエンディング。
全ては、このたった4分に賭けている。
この2人の心模様をどう捉えるかは、客観的判断に委ねる手法だ。
ここに至る為、監督は大凡の上映時間を費やしたのかも?
このエンディングの4分間が巷じゃ話題だ。
なるほど、ありそうでない!
あらかじめ企んだのか?突発的か?
冒険か?無か?
後は自分で考えろ!って言い放たれた気分だ。
この4分間、ジェニーの若く躍動する箇所、最大の見せ場だ。
でもあえて僕は、女性教師クリューガーの動向に注目して欲しいと断言する。
4分だろうが1分だろうが、一瞬の決意が左右する。
リスク覚悟の冒険と、何も変わらない無と、どちらが本当は罪なんだろう?
とにかく、これだけは言える。
自分にとって有意義な場所、そこへ行く為にやってみなければ分からない事がある。
人が生きる活力、メインテーマは「決意」だ!
この映画の邦題、見事な要約振りだと思う。
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