劇場公開日 2007年11月3日

「映画の新表現?あるいは冒涜」恋空 antさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0映画の新表現?あるいは冒涜

2008年3月21日

笑える

萌える

もしも自分が監督でこの脚本を受け取ったら断る。どうしてもと頼まれたらアラン・スミシーにしてほしいと頼む。出てくる事柄を並べればドラマティックな物語のように思えるが、どの人物も喜んだり悲しんだりしても、そこには悩む姿や立ち止まって考える姿はなく、感情表現はゼロに等しい。その意味ではジェットコースター映画というよりはすごろく・人生ゲーム映画といったほうが近い。主演女優だけは美しく撮れている。この感情を廃したやりかたが未来の表現方法なのなら、物語の持つ役割を考え直さなくてはならないだろう。

ant