「第二次世界大戦~冷戦初期のかけての激動の時代 ある諜報員の葛藤を描く」グッド・シェパード スモーキー石井さんの映画レビュー(感想・評価)
第二次世界大戦~冷戦初期のかけての激動の時代 ある諜報員の葛藤を描く
本作は革命後のキューバへの上陸作戦を失敗した米国のできごとをモチーフに
CIAの生え抜き諜報員の半生と作戦失敗の要因が解明されるサスペンスである。
感想としては、フィクションとはいえ当時のCIAとKGBの駆け引きや
「心」を捨て、ひたすら「国家の目と耳」に徹する事を命じられたある諜報員の半生と苦悩の描写は大変興味深かった。
ほんとうの事はわからないが、事実は本作のストーリーと似たり寄ったりではないか。
何のための国家なのか?を考えさせらる。
ひたすら暗く地味な「スパイもの」であるが、そのリアルさに心惹かれた。
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