パンズ・ラビリンスのレビュー・感想・評価
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大人のためのファンタジー映画。
ファンタジー映画☆とかいいつつとんでもない鬱映画だった。
最後は、オフェーリアが王国に戻ったとも、妄想だったともとれるラスト。
ナレーションでは、王女が戻ったと断言しているけれど、それはオフェーリアではない誰かだと思う。オフェーリアは、試練に失敗して、最後のシーンは妄想だったのだと思う。
なのでファンタジー映画によくあるハッピーエンドなんてものはない。
むしろハッピーな描写なんて一回もないのではないかと思う。
ちょいちょい痛い描写があったり、なんでそこでぶどう食べちゃうかな~~
とか、少し観ていて疲れたけれど、斬新なファンタジー映画だった。
予告では「少女の無垢な魂が世界を救う」って言っていたけれど、これは「少女の無垢な魂が(少女の)世界を救う」という言葉が省略されている。
ただ、時代背景の設定として、独裁政治の絶望の中、すべて妄想だったのだろう。
最後は、報われずに、死んだ。と解釈します。
また、美術の賞をたくさん獲っているみたいだけれど、確かに美しかった。
カメラワークはあえてぶつ切りにしているのかな?
大人のためのファンタジー映画。
残酷で儚い少女の夢
メキシコ人監督【ギレルモ・デル・トロ】のスペイン製ダークファンタジ...
陰鬱
暗い
El laberinto del fauno,英: Pan's Labyrinth
内戦後のスペインに生きる薄幸の少女を描くダーク・ファンタジー。
パンから「この迷宮が地底の王国の入り口であり、姫君であると確かめるためには3つの試練を果たさねばならない」と伝えられたオフェリアは、過酷な現実と幻想の世界を行き来しながら、3つの試練に挑む。
少女を取り巻く環境はいつも残酷。
出てくる妖精や怪物?も気持ち悪く、現実でも見ていられないほどのシーンが多々あった。
そして言葉にならないラストだけど、長く考えさせられる内容。
ただのファンタジーではない。
悲しくて、残酷で、綺麗。
感情って混乱するんですね
絶句しちゃいました。
ゼロ・グラビティのアルフォンソ・キュアロン監督が、製作に関わっている事から鑑賞しました。
現実とファンタジーが隣り合わせの物語です。
設定としては『ネバーエンディングストーリー』や『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『エンジェルウォーズ』などが近いと思います。
ところが……もう暗いのなんのって、娯楽なのだから「もっと楽しませてよ」と、本気でへこんでしまいましたよ。
家族向けの冒険活劇を期待したら、途方もないカウンターをくらいます。
そのため、鑑賞直後は無駄な時間を過ごしたと思いました。
数時間後、どうにも釈然としないので本作をネットで検索したら、色々な意見と見方がある事を知りました。
一つの物語に多角的な視野をもって、複数の解釈が同時に出来る作品のようです。
それを踏まえて再鑑賞してみると、確かに一回目とは違って暗いだけだった印象の払拭は出来たのですが、悲しいのか喜ばしいのか、幸福なのが不幸なのか、もうゴッチャになって分かりません。
複雑な感情です。
凄い作品だと思います。
ただ、ここまで崇高な事を前提だとすると、映画観点の造詣に深い人以外は、受け入れし難くないですかね?
私も色々と情報を踏まえて、二回目の鑑賞で、やっと少し感じ取れただけです。
まぁ、それでも感想には正解も不正解もありませんから、人それぞれが何よりですね。
珍しいですが、情報を仕入れて見た方が楽しめる作品だと思います。
物語の深淵さを覗き、あれこれ想像して満足する事請け合いです。
論説や解読が好きな方にオススメです。
少女にとって、旅立ちの意味とは・・・。
怖かった
最高のラスト
ラストは幸せか不幸か…
子供と見れるようなファンタジーではない。パッケージでは、まさしくほんわかしたファンタジーの匂いがしていたのに…
確かにこちらのストーリーの内容にダークファンタジーとあるから私のチョイスミスっ…
ちょっぴりキモグロ…。
初っぱなからお母さんの再婚に動揺する主人公…再婚相手の父親はとんでもなく冷酷だし(´Д`;)
どんな展開になろうと幸せな結末が予想できずにいたのですが…やはり…このラストってど〜なんだろ…主人公ゎ幸せなのかな…?
私は実はあの羊面ゎ悪魔だったのではないかと思っていて(笑)よりダークなファンタジーに変えてみる…という楽しみ方をさせていただけた作品でした。
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