THE CODE 暗号のレビュー・感想・評価
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上海の財宝
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『探偵事務所5』の劇場版。音楽が妙に心地いい探偵物語といったところか。雰囲気はノワールともハードボイルドともちょっと違う、かつての日活アクションものといったところ。とにかく拳銃で人がばたばた殺されるし、時代設定はいつなんだよ?!と悩んでしまう。ストーリーの中心も旧日本陸軍が上海に隠した財宝の在り処を探すものだし、その隠した本人、椎名(松形弘樹)や、彼に助けられた経緯のある探偵事務所の会長(宍戸錠)も終戦直後に少年だったことを考えると、とてもアクションに耐えられる年齢ではないはずだ。しかも明蘭(メイラン)は椎名の娘で戦争孤児・・・年代がさっぱりわからなくなる。
暗号に関しては近年ではハリウッド映画でもかなり題材とされているが、本作は拳銃アクション中心。観る者に推理すらさせてくれない。しかも解決の糸口は背中の黒子だし・・・その黒子も注意して見てたら、アップのときにしかわからないし、後から書き加えたんだろう!(笑)
最後も情報屋(松岡)が生きていた時点で興ざめ。裏切りもいいけど、ちょっとやりすぎ。鎖につないだ弾丸を拳銃に込めるのも大丈夫なのだろうか・・・で、旧陸軍の財宝。日本国民から搾り取った税金なんだから、そんなの独り占めにするなんて許せん!!
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