「マルケタ・イルグロバの魅力全開」ONCE ダブリンの街角で ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
マルケタ・イルグロバの魅力全開
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ジョン・カーニー監督の『はじまりのうた』も先月鑑賞して、そこそこ気に入ったので
本作も日本最終上映とのことなので、劇場で観たい!ということで鑑賞した。
主役のグレン・ハンサードよりもマルケタ・イルグロバの魅力が圧倒的で
私が最後まで楽しめたのは彼女のおかげである。
彼女のセリフや佇まいでは、そりゃあ主人公も好きになるだろうと思うが、
彼女はそこまで主人公のことを好きではなかったのか、完全に一線を引いていた。
主人公が女々しくもずっと言い寄っていたが、一切ぶれなかった。すばらしい(笑)
ただ、ピアノのプレゼントにはグッときたはずだし、忘れられない存在にはなったはず。
主人公も最後には元カノを取り戻すことにがんばろうとしていた。吹っ切ったんだろうな。
この作品の楽曲はさほど好きではない。『はじまりのうた』も楽曲にはハマらなかった。
ただ、レコーディングシーンやギターとピアノでハモりながら歌う前半のシーンは好き。
他、好きなシーンは、バスの中で主人公が話すのを躊躇したことを歌にのせながら歌詞
として話したり、ふたりでバイクで丘からの景色を見に行ったり、
主人公の父親にレコーディングした楽曲を聴かせたり、
映画っていいなとあらためて思った。
やはり音楽がメインで扱われている映画は、劇場で全身で音を浴びながら観るのが幸せ。
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