自虐の詩のレビュー・感想・評価
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安いメロドラ
幼少期から数々の不幸に見舞われる
幸江がかけがえのない幸せを見つける話。
父親が全ての元凶にこと他ない。
父親との関わりや重要性はさほどないので
再登場させる意味があるのか。
ちゃぶ台返しや中華屋亭主とのやりとりは
監督の悪い癖かな。水増し感が否めない。
子役二人の演技が良く、いいところはそこぐらい。
人生には明らかに意味がある
中谷美紀扮する森田幸江は気仙沼で新聞配達をしていたが父親が銀行強盗で捕まりいつも不幸だったので幸せになりたいと願っていた。
人生には明らかに意味がある。阿部寛が遊び人で乱暴者の亭主役で思いっきりちゃぶ台返しをしていたな。その後西田敏行、遠藤憲一、名取裕子、竜雷太などそうそうたる俳優陣が出演のコメディだったね。
小さな幸せこそ
おかしくも哀しく、哀しくもおかしい話。
堤幸彦監督とは、笑いのツボが合います。
不幸だった主人公が「幸、不幸はもういい、どちらでも、人生には価値がある」と悟るに至るには、愛するだけでも愛されるだけでも不十分で、
どちらも満ち足りたからこそ、それまでの自分のすべてを肯定する気持ちになれたんじゃないかなと思った。
100組のカップルがいたら100通りの形がある。
それぞれ、ともに重ねてきた時や心のやりとりの歴史があって、決して他人にはわからないものがある。
不幸のあとに、小さな幸せがあって、またがんばろうかな、と思う。
小さい幸せのほうが、大きく感じるのはなぜだろう???
嵐のあとには、必ず小春日和がくる。
人生はそのくりかえし。
幸も不幸も、この世に生を受けて自分が得たものとして、すべていとおしく感じられるようになれればよいのだが。
そうなれるのは、もっとずうっと先かもしれないなぁ。
だめんずウォーカー女優
貧乏臭い夫婦を微妙な笑いでくるんだハートフルコメディ。
そんな感じかなあと印象抱いて鑑賞。
一応外れてはいないが
予想よりも面白かった。
特に手術中の回想ではごうごう泣いてしまいました。
前半は阿部ちゃんのダメ亭主ぶりが続いて
いったい中谷妻はこの男のどこがよくて
離れずにいるのだろうか。
でもこういう不思議な夫婦っているしなあと
思ってみていましたが。
回想から一転。
詳しくは書きませんがどん底におちた
中谷を全身全霊で拾い上げてくれたのは
阿部ちゃんだったと。
それで納得。
さらに少女時代の思い出も辛く切なくあったかい。
青い鳥だよなあ…。
それにしても中谷美紀は不幸で
男運の悪い役が続いたために
だめんずウォーカーを演じさせたらピカイチという
不思議なポジションを獲得してる気がする。
無理があるだろう!とツッコみたい
阿部寛のロン毛も一見の価値アリです。
いっそもっと視覚的にはじけても嬉しい気もしますが
甘めに☆5個で。
役者はいいんだけど
ちょっとストーリーがイマイチだったと思う。
ちゃぶ台をひっくり返す、女房だけに働かせてパチンコ三昧。そんな男なのに、なぜこの女房と出会った時はあれほど彼女をすきになったのか、どうして足を洗って迎えに行くような男があそこまで堕落したのか、全くわからない。
最後はハッピーエンドだけれど、感動するほど感情移入できなかった。
でも、中谷美紀演技、薄倖で健気で尽くす女はとても可愛いかった。
熊本さんとのエピソードは良かった。
wowowで見ました。
熊本さんとのエピソードは良かったし泣けました。
が、前半で繰り返される、ちゃぶ台を何度もひっくり返すシーン、笑えないし、見てて辛かったです。見るのやめようかと思いました。
時代でしょうか。もう、ああいうのは見たくないです。
役者さんたちは良かったとは思うので、星2.5にしてみました。
60連荘したら軽く30万は儲かっているだろうな・・・
ちゃぶ台返しと幸江さんのホクロが印象的な4コマ漫画の映画化作品。単行本こそ持っていないけど、週刊誌に掲載されていれば必ず読んで(見て)しまった4コマ漫画なのです。なぜなら、台詞が少ないから・・・。と、その程度の知識しかなかったので、まさかここまで壮絶な過去ストーリーがあるとは思ってもみませんでしたし、ここまで泣かされる映画に仕上がってるとは。当たり外れの差が激しい堤幸彦監督にしてやられました。
幼い頃、母親に捨てられたという辛い過去のある森田幸江(中谷美紀)。貧乏暮らしで不幸の真っ只中なのに、追い打ちをかけるように父親が銀行強盗犯人として捕まった。そんな過去の物語から始まり、元ヤクザで毎日だらしない生活を続ける内縁の夫イサオ(阿部寛)との生活がメインとなる。幸江がどんなに喜ばせようとしても、ちょっとしたことでイサオがちゃぶ台を返して笑いを誘う・・・完全なコメディだと笑っていたらガツンと涙腺を殴られてしまう仕掛けになっていました。
日常茶飯事のちゃぶ台返しもそうだし、あさひ食堂でこつこつ働いた金をイサオに取られてしまうし、暴力沙汰等で警察署へ赴くこともしばしば。こんなダメ亭主でもいいところがある!その理由を知りたくて、幸江の言動に注目してしまうのです。想像以上の純愛。さらに過去へ遡って中学時代の熊本さんとの友情。どんな結末を用意してるんだ?とスクリーンに釘付けとなり、いつのまにか泣いてしまってる・・・すすり泣く声、特に男性客が涙腺をやられてしまったようです。
不幸を演じさせたら右に出るものはないほどの中谷美紀や、寡黙でケンカ早い阿部寛はもちろん良かったし、中学時代の熊本さん(丸岡知恵)は特に印象的・・・『キクとイサム』(1959)を思い出すほど。そして、垂直落下式ブレーンバスターを喰らったように宍戸江利花に泣かされた・・・ちょっと悔しい。
控えめだけど効果的なCGも上手かったし、ホクロがまるで遺伝してるかのように描かれているのもホノボノ感を出していたけど、最もインパクトのあったメイク・・・幸江の首の傷跡。思い出すだけで泣けてくる・・・
【2007年10月映画館にて】
漫画原作から。
漫画を読み終わり、読後感に浸るなか実写映画の話を耳に。
しかも主演が阿部寛、中谷美紀。そして監督が大好きなTRICKの堤幸彦監督。
これは観るしかないと、視聴。
実写映画は駄作ばかりのなか今作は良い方なのかな、と思いました。
正直原作を超えることはなかったのですが、駆け足でしたが最後まで描けていたので良かったです。でも最後の熊本さんが英語を喋ってるような描写はなんだろう。海外かぶれ、みたいな感じか?そんなの原作にあったかな?
ちょっと前の大阪もいいですね
阿部寛さん大きいな。とてもいい味、ほとんど台詞ないけどでずっぱり。パンチ頭さえよく似合う。
インバウンド前の新世界界隈の大阪も懐かしい。
お話と映像は堤監督らしさ。
カルーセルさんはまり役。アジャさんだ。
ボクは最後涙でエンドロールみましたわ。
テレビ画面で観賞しました。
意外と良かったよ
破茶滅茶な展開。こりゃB級映画。ハズレ映画と思って観進めて、ん?意外と面白いかもと観てたが。
中谷美紀さんと阿部寛さんダブル主演。
とうほから出てきた田舎女子の友情物語?不器用なヤクザモンの話、まぁどっちでもええわ。的な人生っ、「幸せ」、「不幸せ」が絡み合って出来上がってるんだと思わせてくれる不思議な映画。よく分かりません。
泣ける映画
初めて映画で泣いた作品です。ただの薄っぺいお涙頂戴じゃない、本物の苦しみと愛を教えてくれました。原作厨を見かけましたが、映画は映画です。そしてこの作品は映画として大成功しました。演出も演技も舞台も全て、最高傑作に相応しいものとなっています。ただだらだらと説明文を連ねる映画を好む人が多いのでしょうが、演技や演出から心情を感じとる方が私はグッと胸にささると思います。純粋に泣きたい方にオススメです。
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