パーフェクト・ストレンジャーのレビュー・感想・評価
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まさかの犯人
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ハルベリーの親友が殺された。
その親友は遊び人で、その不倫相手のブルースが疑われる。
ハルは、自分に首ったけな男に協力させ、独自に調査を開始する。
まずは自身がブルースの会社に雇われ、不倫に近い関係を築く。
その一方でブルースのPCにスパイウェアを仕込もうとしたり。
しかし行動が怪しすぎるために疑われ始め、
最終的には首ったけ男からのメールを盗み見られ、バレバレとなる。
とは言え、ライバル社のスパイと思われてたようだが。
そんな折、首ったけ男が実は変態っぽい趣味があった事が発覚。
自分の顔のマネキンを作ったり、PCでアイコラみたいなのを作ってたり。
しかも死んだ女と寝た時の写真まで出てきた。
これで俄然、この変態男が真犯人の可能性が高まってきた。
でも変態男の独自捜査により、殺人に使われたベラドンナの毒を、
ブルースが手に入れ得たということが判明する。
こうしてブルースは逮捕され、裁判でも有罪になってしまう。
でも実は犯人はハルだった!上記の件全てが自作自演!!!
男を寝取られ、どうしても許せず、全ての計画を立てたのだった。
ハルの母親は認知症で、その病院からベラドンナが盗めたのだった。
これらを変態男に見抜かれ、見返りに何をくれるのかと聞かれた。
そしたら突然持ってた包丁で刺し殺した。
そして、変態男に襲われた事にして警察に電話、ここで終わり。
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まあ面白かったけどね。
この映画、冒頭とラストを除く全てのシーンは、
ハルが親友を殺した犯人探しに執念を燃やす姿を描いている。
死体確認に警察署へ行って、本人とわかって泣き崩れたり、
捜査のため、好きでもないおっさんに口説かれながらお近づきになったり、
リスク覚悟でおっさんのオフィスへ忍び込んでスパイウェアを入れたり・・
でも実はハルが犯人でしたー・・・っておい!
今考えたら、何のためにスパイウェアを入れようとしたのかも謎。
それに成功せんでも、別におっさんを陥れる事は可能なだけにね。
また、他人の目を欺くために演技をするのならわかるけど、
自分一人の時まで、自分が犯人ではないかのような行動をする。
さすがにそれはやり過ぎでしょうよ、ハルちゃん(場)
まさしく視聴者のみを騙すための行動であり、邪道やがな・・・。
サスペンスの禁じ手だと思う。
親友を殺した犯人を追う女性記者の活躍を描く物語。
ブルース・ウィリスが、容疑者でもある社長役で脇を固めるサスペンス。
ブルース・ウィリスは、悪役でも良いですね。存在感が半端ないです。傲慢で、冷徹で・・・でも妖艶で魅力的な社長を見事に演じています。
ストーリーは、主人公の女性記者が、その社長に色仕掛けで挑むラブサスペンス風。それに、不気味な存在感を放つ同僚記者が謎を深めるサイコ風を交えて進んで行きます。
ただ、ラストは頂けません。「実は主人公が犯人でした」をサスペンスでやられると、一気に興ざめしてしまいます。驚きは与えるかもしれませんが、個人的にはもっとも嫌いなオチです。
もう少し伏線を張ってくれていれば納得感も出たかもしれませんが、それも私には不十分に思えました。
途中まではとても良かっただけに残念に思えた一作でした。
反則技
一応ミステリーなので詳しい内容は書けません。
こういう後出しじゃんけんのようなやり方は汚いと思う、これはミステリーでも反則技でしょう。
犯罪映画にも美学が必要とは言いませんが謎が解けた時のカタルシスが無く、只管、苦い後味が残ります。別に映画で手品が観たいわけではないので観客への情報開示は公正にしてもらえないと見せられた方は馬鹿馬鹿しくなります。
粗い物語に嫌な悪女
総合:55点
ストーリー: 50
キャスト: 60
演出: 55
ビジュアル: 70
音楽: 65
主演のハル・ベリー、特ダネを求めていきなり議員を貶めようと脅迫まがいのことをして成功すると勝利に酔いしれ大騒ぎ、それを上司に握りつぶされるや激高して会社を辞める。この時点でその軽薄さぶりに好感度が随分と下がった。「チョコレート」の時の素晴らしい役柄と違って随分と下品な女に成り下がっている。違う言い方をすれば、完全に違う役割を演じることが出来るという解釈も出来るのだが、他人を自分のためには顎で使い目的のためにはどんどんと嘘をつき人を騙していく姿に嫌悪感を感じる。まず主人公が好きになれない。
物語も荒い。簡単に派遣社員で潜り込めて社長に近いところで働けたり、会社のパソコンに侵入したり、こんなに何もかもうまくいくものだろうか。
ここからかなりネタバレです。
決定的におかしいのは、彼女の目的である。一言で言うならば、こんな面倒くさくて時間がかかって危険なことをするくらいならば、最初からグレースの死体を重りでもつけて沈めてしまって完全に隠せば良かっただけじゃない? そうすればただの行方不明で済むから捜査にもならないわけだし、たとえ見つかったとしても時間がたてば犯人捜しも難しくなる。わざわざ死体をさらして刑事事件にして他人に罪をなすりつける必要があったのかな。何故彼女がこのようなまどろっこしい選択肢をとったのか、そこをはっきりしてほしい。
そらないで
「ハル・ベリーが!!!」そんなラストです。自分は完全に騙されました。悔しい!!!
裏切りに続く裏切りです。
一人めっちゃ気持ち悪い人がいました。その人がいなければもっと気持ちよく映画を観れた気がしないでもないです。でもその人がいなければ、ある意味締まらないかも。嫌な感じです。本当に!
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