追悼のざわめきのレビュー・感想・評価
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残酷で美しいざわめき。
この映画の存在なんて知らなくても良かった、知りたくもなかった…。
なのにネットで偶然見つけたレビューに書かれた、おぞましい評価の数々、賞賛と批判の両極端の感想…。もう、見たくてしょうがなくなくなってしまいました。完全に「こわいものみたさ」の心情でした。ただ、観た後には後悔の念しか浮かびませんでした。
殺人、差別、暴力、嫉妬、近親相姦、カンニバル、嘔吐とありとあらゆる見たくないものを見せつけられます。その見たくないものには必ず"性"が描写されます。そして醜く、汚れたものを静かにモノクロ映像で次々と見せつけられていきます。
小人症の女性の嫉妬の悲しき狂気の沙汰、浮浪者の性への最後までのこだわり、女性の肉片(子宮)をマネキンに詰め続けた男のあっけない最後。そして、純粋だった幼い兄妹の汚れた結末。その妹を演じる子役が、本当にかわいらしいこと…。
なんでこんな映画見てしまったのだろう…
後悔ばかりが残る映画です。はっきりいって私には理解できなかった。途中意味が分からず1度観ることをやめたほど。
ホラー映画好きで、どんなスプラッターやグロいシーンを見ても全く平気な人間です。でも、こういった系統は本当に苦手です。一番怖いものそれはやはり人間。ホラー映画は、どんなにグロくても作り物、作り話。でも、人間の狂気は現実にこの世の中で毎日繰り広げられている悲しき世界。この映画に描写されている事は、決して作り話ではなく現実にありえる世界。いや、現代にはもっと"汚らわしくて醜い世界"はたくさんあるんでしょう。
映画の人間描写がとてつもなく嫌になりました。最後まで観てしまったときには、何かもやもやした納得できない気持ちになるはず。
この映画を鑑賞して10年以上たちます。再見もしておりません。ただ一つだけ言えること、いまだにこの映画が頭から無くなりません。忘れたくても忘れられないのです。そして、心の中でいまだにざわめいています。
※レビューの点数初めてつけれませんでした。
あまりにも美しかった
ひとりの男の女性コンプレックスについての物語
【青年】大阪の頭悪いチンピラ、鳩引きちぎる、戦争障害者を虐待して金強奪、全裸でマネキンとダンスにセックス、マッチの家、円盤が後頭部直撃
【少年】前半は意味ありげな妹とのツーショットが挿入される、シャッターから覗く眼の印象的なショット、こっちもセックスしちゃうんだ!?地面から血をすすって口に垂らす、妹をおぶってけんけんぱして化粧して埋めるが掘り起こし食べる、最後目をえぐり絶命?台詞がないせいか全体的に詩的なパート。
【老人】ズタ袋と二股の切り株を引きずってる、マネキンに挿入してビンの口で切る、ロープで首くくって自殺?
【小人症の兄妹】バスで転んで笑う爺婆と助ける紳士、バイブ男にもらう、兄の情けから誕生日に祝儀セックス布団に笑う、マネキンの腹開けて胎児爆発して屋上ごと炎上、女生徒だらけの校庭に乱入灰色の鳩の群れに1羽の白鳩みたい、ラスト鳩ポッポから妹にズームで幕。
・弱者の暴力と差別と逆襲と欲望。
・真上からのショットが多用してた。
・警察や学校などゲリラ撮影が確信犯。
・あれ、3人の男って同一人物説なのか…?。
インパクトのある画の連続に「なんだコレは!?」が止まらない。
・DVDにはチャプターが意図的についてない、全編通して1つの物語なのかな。
・'88公開時の予告編がクソカッコいい!
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