劇場公開日 2014年5月10日

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「唯一無二のスペシャルな映画だった!」ひなぎく JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0唯一無二のスペシャルな映画だった!

2023年11月26日
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初めは、久々にこういう筋書きの無いアート映画観るなー、最近そういうの無いもんなー、ゴテゴテの伏線回収とかそんなんばっかだもんなーと思っていたら!
なんと、この作品アート映画でありながらも、きちんとコンセプトを持った作品だった(ように思った)

ラストの
「これしか浮かばなかった」だとか
「サラダを踏み躙られて気分を害する人にこの映画を贈る」だとか、
笑ってしまったけど、同時に盛り上がる感覚もあって。
本当に何も無くて取ってつけたのかもしれないけど、それでも良いじゃ無いか。スカッとした。

人間、労働が無いと生きていけないのかもなーなんて、ラストの掃除シーン見て思いましたよ。
誰かが「労働以外に生きてるって実感できることある?」って言ってたけど、それを思い出したり。

途中の部屋が燃えるのとか、
ハサミでチョキチョキしたりとか、
どうやってやったのこれ!?ってシーンが多くて
初めて観るような本当にスペシャルな映画だなと思いましたよ。

こんな映画あって良いよな、
こんな映画あると助かるよなって映画でした。
全然、現代に贈れるフェミニズム映画であった。

JYARI