デス・プルーフ in グラインドハウスのレビュー・感想・評価
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それをストーカーと呼ぶ
約半分以上はビッチ美女達によるビッチトーク。
いや、めっちゃ赤裸々すぎて清楚系女子が好きな方はドン引きでは…とか思うけど、タラちゃん映画好きな方は関係ないか。
お酒にハッパにスラリと長い足と可愛いお尻
それだけで良い。
外には布面積の少ない美女達の居て、室内にはナードっぽい子達がいてカースト制度を見てるようだ。
男はみんな寄ってくるものと思ってるだろ?
スタントマンマイクの煽りのうまさよ
からのラップダンス。すごいえっち。
そして惨殺
自らも重症
でも、それがいい。それがいい。
う〜ん。SなんだかMなんだか
そして標的は最強スタンドウーマン達
ちょっと車に詳しくないのだけど、あのスタントマンマイクの車に追いつけ追いかけができるのだから相当頑丈でスピードも出るんだな。
でも、試乗車なんだな。
スタントウーマン達の遊び方ってすごい!
あれ、普通のベルトでしょ?本格的なやつではなくて。
そしてよくぞ無事だった。
草陰からピョコンって出てくるの可愛かった
そんな凶悪な遊びをしてる女の子達にちょっかい出したらヤバいのなんとなくわかるのでは?ヤバみを感じろよ
高笑いしつつアディオス!とか言いながら去ろうとしたところをあっさりバキュン
マイクよ、ちょっと銃で撃たれたくらいで泣くのか…
そこからの女達の反撃開始!
ケツにぶち込んでやる!
ぶち込まれ半泣きのスタントマンマイク
追い詰められながら、少し離れたらザマアミロと高笑い。
しかし、彼女達は強いししつこい
あっさり追いつく。からの大ジャンプ!!
ラストは車から降おらされての女3人によるフルボッコ祭りに大笑いした。カーアクション映画だと思ってたので、車でぶっ潰すだけで終わりかと思ったら車も男もボッコボコで予想以上
女達3人の交互パンチすごい。
映像もモノトーンになったり、ザッピングが入ったりと面白い演出がたくさんあり、エンディングまでしっかり楽しめた。
本当に迫力があるのはラスト数十分なのだけど謎のカタルシスを感じる作品
ナチョスって言ったらデスプルーフだよね!ってあの汚い食べ方を真似してみるのだけど、今まで人に通じたことがないのが悲しい
昔観た時は「ヌァチョス〜」ってエロく言ってた思い出。
くだらないけどなんか楽しい
前半ずーっと美女達のくだらないおしゃべりで進んだ行ってやばい、、これは寝てまうかもって思ってたら突然の殺人鬼カードラッセル現る笑
どの子が生き残るかなー?とか思ってたのにあっけなく全員グッチャグチャに。
殺人鬼も怪我を負う。
で1年後完治し、狂気再び!と思いきや、今度はスタントマンで車好きな美女達に目をつける。何回も襲われるか突撃を防ぎ切り、殺人鬼からも称賛されるが、今度は美女達ブチギレて殺人鬼のおっさんを追い回し最後はボコボコに!でおしまい!
ナンジャコリャ(°▽°)いなほんま何これ🤣でもなんか楽しいw
爽快!!
女子に対する認識がとてもよい。
なんとほめたらよいかわからないが私の中ではこれも革命映画かな、フェミニズム感じるし、まあ私の好きなタイプのフェミ。
バニシングポイントオマージュだけでも充分革命映画だけど
前半後半二つのお話でセット
なんでもズバズバ言っちゃうアメリカの、良き良き文化だ。
前半のお話はみんな殺されちゃうんだけどでも女子たちの振る舞いは自由、欲望は男子のものではな区自分らのもの。スタントマンマイクには負けたけど。みんなビッチでなかなかよい。
後半は、レベチな女子たちが最後まで復讐やりとげる、フェミニズム系の集会とか勉強会でこれ見たら良いと思うよ
男子にもわかりやすいだろ。このぐらいふざけちゃってよいでだろう。
前半も後半も、女子たちはみんな自分が主語自分が主人公でやってるんだよ。欲しいものは手に入れる欲しくないものは要らないと自分で言ってるよ。
タランティーノで一番好きな作品かも。
美しいジュークボックスも。クルマも。みんなのファッションも最高。
スタントウーマンによる壮絶なカーアクションと監督こだわりの素足・美脚映像の数々
迫力が有るカーアクションであった。特に本物のスタントウーマンであったゾーイ・ベルのフロントガラスへの張り付いての危険なアクションには大いなる敬意を覚えた。
クエンティン・タランティーノ監督・脚本・撮影による2007年公開の米国映画。出演は、カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、トレイシー・トムズ、ロザリオ・ドーソン、メアリー・エリザベス・ウインステッド、ヴァネッサ・フェルリト、ジョーダン・ラッド、シドニー・ターミア・ボワチエ、ローズ・マッゴーワン。
カート・ラッセルを狙撃し、彼を車で追い詰めるトレイシー・トムズ(ハワード大卒でジュリアード学院で学位取得の黒人才女)の演技は、スピード狂的な運転ぶり含め印象的。カート・ラッセルへのロザリオ・ドーソンの左ストレートパンチも実に強烈。そして最後のベルによる回し蹴りでとどめでendも、何となくマカロニ・ウエスタン風で味わい深かった
前半は意味や意義が良く分からなかった。結局、後半に爽快感を与えるためのカート・ラッセルの快感得るための暴力性・冷酷性を描写したということなのか。ただ、車による車中の4美女殺しシーンの繰り返しての3映像は、残虐且つ気持ち悪さ満点で実に個性的とは思った。
映画の中で熱く語られていたバニシング・ポイントもダーティ・メリー/クレイジー・ラリーも残念ながら未見で、この映画のオマージュ的要素が、分からなかったのはかなり残念。
あと、素足のアップから始まる映像、短パン姿の女優が階段を駆け上がるとこを下から撮影等女優たちの美脚が強調される数々の映像、車から出された素足とラッセル突撃で削り取られた足の絵柄、ラッセルが素足を舐める等々、タランティーノの嗜好的な映像が満載。自分的には異様で美的感覚が合致しないのだが、監督にとっては、これらの映像美ピンナップと壮絶なカーアクションを見せるための映画とも思えた。
ベトナムみたいな雨って一体
テキサスの人気DJジャングル・ジュリアたちの女子グループは、湖へ行く途中で行きつけのバーへ立ち寄る。
そんな彼女たちを尾ける1人の男がいた。
それから14ヶ月後、テネシー州レバノンにやって来た例の男スタントマン・マイクは、スタントウーマンであるゾーイたちの女子グループをターゲットにする。
はじめは上手くいっていたマイクの“いたずら”だったが、次第に事態はいつもと違う方向へ進み始め…
超ド変態おじさんVSアイアンタフビッチ
これほど、「形勢逆転」「過剰防衛」という言葉が似合う映画はないんじゃないかな。
まず、2007年の映画だということにびっくり。
グラインドハウスなんだからよく考えれば当たり前だけど、前半の映像の古っぽさとか、それ以上に映画が纏う雰囲気がモロ80年代。
そして、この映画の面白さの根幹になっているのが、ジャングル・ジュリアパートとゾーイパートの対比。
マイクがやってることは結末以外概ね同じなのに、前半と後半で全く印象が違う。まるで2本の映画を観ているかのよう。
少しノイズの入った映像がモノクロへ変わり、パッと色彩豊かなタランティーノ映画は変わるのには目を奪われる。
前半であんなにヤバいやつオーラを出していたド変態のマイクが、後半ではむしろ可哀想に思えてくる。
追う側が追われる側に、発砲を引き金にあっという間に立場が逆転する様には笑うしかなかった。
やたら長いガールズトークなど、かなりダラダラとしているため、そこで好き嫌いがはっきり分かれているようだけど、個人的には意味のある無駄だと思った。
伏線回収というほどのものではないけれど、ちょっと会話に出てきた設定が後々生かされているなんてことも。
『レザボア・ドッグス』の愛おしきあのくだらない会話に似たものを感じた。
2つの女子グループはどちらも陽キャビッチ感あるけど、ゾーイたちの方がなんとなく品があって好き。
あと、リー役のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。初めて知ったけどタイプすぎた。
「あの人はどうなった?」、「あれはなんだったの?」と未回収の部分も多いけれど、このグダグダ加減が堪らなく良い。
フェミニズム復讐モノかと思っていたけど、全然違った。結局ジャンルがわからない。
これぞカーチェイスと言うべき見事なカーアクションも観れたし、まさに『THE END』のふざけすぎなラストは映画史に残る最高のフィナーレ。
そんなに絶賛するなら『バニシング・ポイント』観るよ。
映画史上最も突然のTHE END
ギャル達がただダラダラ喋ってるだけかと思ったら突然の死!
そして、どんどん殺していく展開かと思ったら、反撃からの突然のTHE END!
笑ってしまった
タランティーノ
WOWOW、吹き替えにて。
スタントマンが打たれて
『なんでこんな目に』って言ったのが衝撃!!!
こんな目に合うでしょうが~!
タランティーノなので最初から身構えて観てたけど、途中までスマートでびっくり。
相変わらずセクシー美女とサイコな男性のパターン。
自粛前は映画を鑑賞する余裕がなく、一切サイコな世界を知らなかった自分が余裕で観れる程、慣れた事が嬉しい。
タランティーノって毎回自分も出演するのね(*^^*)
「俺の席に座っていなきゃ意味がない。」
タランティーノ監督最高傑作だと思いました! 音楽も良かったですし(公開当時サントラ買っちゃった(^-^))、お馴染みの長い会話のシーンも飽きませんでした(^-^) カート・ラッセルが肩を撃たれてから情けなくなっちゃうのが面白かったです(笑) さすが見せ場だけあってカーチェイスが長くて良かった! 「耐死仕様」なんて言葉この映画で初めて知りました! ナチョスが食べたい(笑)
耐死仕様って凄い言葉だよね
タランティーノ作品は何年も前に何本か観て、ダラダラ続く特に意味の無い会話がどうにも自分に合わず、もうタランティーノはいいか!と思っていたが、この映画は胸糞展開からスカッとする映画という前情報を得て興味を持ったので視聴。
前半からやっぱりとばかりに特に映画の内容に関係のない、女子の男に対する尊厳がまるで感じられない下世話なトークがダラダラ繰り返される。
どうしよう観るのもうやめようかなあと思ってる所で、さっきまで女子トークに花を咲かせていたのに、いきなりの全員惨殺の衝撃展開にビックリさせられ、そこからやっと映画には引き込まされる。
後半は今度はどんな風に殺されるのだろうかとドキドキしながら見ていると180度引っ繰り返したようなトンデモ展開が始まって、唐突さとノリノリ具合が相まってとても笑ってしまった。
思い返してみればどの登場人物も自業自得な所があるので、あんまりスカッとはしないのだが、ラストシーンも杭が打ち込まれたり、崖からダイブとかするのかなと思っていたら、まさかの終わり方でとても良かったです。
圧倒的ワースト1位
まず、この作品と自分は相性が良くなかった。このレビューで、この映画を絶賛する人のことを貶す意図はないので、悪しからず。
今までに観た映画で最もつまらなかった。特にオチがどんでん返しで痛快だと言う評判だったので最後まで観たが、リアルに「はぁ?」と声が出てしまった。「ユージュアルサスペクツ」や「メメント」、あるいは「シャッターアイランド」の様な展開があるのかな?と期待を寄せていたので、失望は大きかった。皮肉ではなく、この映画を傑作、笑えると言う人にぜひ魅力を教えてもらいたいと思ったほどである。
主要な登場人物は主人公と2つの女グループ。
●スタントマン・マイク(主人公)
職業スタントマン。変態キチガイ殺人鬼。スタント用の頑丈な車を使い殺人を企てる。気に入った女を車に乗せて殺したり、事故らせて殺すサイコパス。しかしその信念も、過去も、殺人鬼になった経緯すら何も作中では語られない。返り討ちにされそうになると超弱気、命乞い。物語冒頭では渋いオヤジっぽいクールさがあったが、終盤は見る影もないので、かっこよく表現したいのか、その逆なのか一貫性がなく、ダサすぎる。演じたカート・ラッセルがかわいそうとすら感じた。
●女達(前半組)
イケイケの4〜6人組女グループ。馴染みの店で飲んで帰る途中、主人公の車に衝突され全員殺される。冒頭から40分、彼女らのガールズトークを延々と聞かされる。しかしその内容に物語を深くするような発言や伏線は一切なし。死ぬシーンはグロ描写。
●女達(後半組)
前半の事件から14ヶ月後。アメリカの田舎でどうしても乗りたい車に試乗させて貰う女グループ。身体能力高い。試乗車でアクロバット運転を楽しんでいたところに主人公キチガイが登場。カーチェイス。やられそうになるも、逆に主人公を追い詰め、命乞いする主人公を普通に殴って殺害(半殺し?)。最後は顔面にかかと落とし。THE ENDの文字。
(……?え……なにこれ。)
物語に関係ないガールズトークを前後半、延々と聞かされ、唐突な殺人グロシーンを観せられ、ラストにダサい主人公は女達に「普通に」やっつけられる。どんでん返しはなく、ストーリー性、意外性、設定の緻密さは皆無。「その支離滅裂さ!雑さ!理不尽さがいいんだよ!」と言う人がもしいれば、映画を観る感性、映画に求めるモノが私とあまりに違う。少なくとも私はこの映画に「鬼才タランティーノ!!」と賛辞を送る気分には全くなれない。始終、悪い意味で期待を裏切られ続けた映画、0点。
すごく面白かった。
・カートラッセルの嗜虐性がエグいからラストでボッコボコにされてるのが最高だった。終わり方はカンフー映画と同じでそういった構造を取ったんだなぁと思った。
・車の映画の話が随所に出てきて、前にDVDで観たバニシングポイントとかの話が出てきて何か知ってる事が話題に出ると楽しいなと思った。
・カーチェイスが楽しかった。もっと長く観ていたかった。
・導入から何かよくわかんかそうな話かと思ったらカートラッセルが、ただただサイコパスで警察に追われるのかと思いきや殺そうとしたギャル?にボッコボコにされるっていうシンプルだけど、めちゃくちゃ面白く展開していって最高だった。
会話への耐久値高め
特有の会話劇の中でもかなり内容が無いよう(好きな人は凄く好きそう)。それでも会話のリズムはやはり軽快で長くても聞き続けることはできます。
二組目は初めからややスペック高めだなぁ、こりゃ一杯食わされるんじゃないかなって思ったけど案の定返り討ちにあい、腹抱えて笑いました。
全てを計画的に遂行してきたスタントマン・マイクも追い詰められ、狼狽し、結局は助けを乞う姿は滑稽で弱弱しく、自業自得なんだけど妙に愛嬌があるように見えてきちゃう。なんだか嫌いになれませんよね笑
常人には理解不能な動機を持った悪役っていつも魅力的ですよね。最後はどっちが悪者か分からないような感じではありましたが笑
猫のゾーイ
全映画の中で1番好きなエンディングかもしれない。
タランティーノ作品の何でも上位に入るフェイバリット作品。
前半後半の色味や質感を変えてるからか、物語内では少ししか時間たってないのに数年後みたいな空気があるのが、時代の変化を描いてるような気がして
前半のフラストレーションを後半で一気に爆発させてくれる最高な構成。
グラインドハウスのB級映画みたいなものとして作られてるけど、普通にクオリティ高すぎてて製作の意図が逆にハズレてるのでは?と思うぐらい好き。
みんなかっこいけど、異常に身軽で根っからの陽キャエネルギーに溢れてるゾーイ・ベルが大好き。
猫のゾーイ!
最後は両手をあげて叫ぶんだよ。
グラインドハウス(US公開版)としての感想です。
2012年5月に池袋・新文芸坐のオールナイト・イベントで、2013年9月に新橋文化劇場で鑑賞(初鑑賞は2008年4月にDVD-BOXを購入して、それぞれの単品版は2007年9月と10月にTOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン2、スクリーン4-現スクリーン6-にて初鑑賞)。
映画を観ていると“永遠に続いてほしい”と強く思うぐらいの夢のある作品に出会うことがありますが、私にとって、その一つだと思えるモノが、ロバート・ロドリゲス監督とクエンティン・タランティーノ監督の奇跡の大企画となった本作『グラインドハウス』がそれに当てはまります。
ゴーゴー・ダンサーとして冴えない日々を送るチェリー(ローズ・マッゴーワン)は元恋人のレイ(フレディ・ロドリゲス)と再会後に全身が膿だらけの集団に襲われ、片足を失い、病院へ担ぎ込まれるものの、そこには次々と遺体が運ばれ、チェリーを襲った膿だらけの集団が次々と生まれていき、彼女は絶体絶命の危機に陥る(『プラネット・テラー』)。
久々に地元に戻り、友人(シドニー・タミーア・ポワチエ、ジョーダン・ラッド)と共に酒場へ繰り出した美女バタフライ(ヴァネッサ・フェルリト)は行く先々で不気味なダッジ・チャージャーに付き纏われている事に気づくが、その運転手のスタントマン・マイク(カート・ラッセル)は酒場にも現れ、バタフライに対して「俺のためにラップダンスを踊ってくれ」と要求される(『デス・プルーフ』、粗筋は以上)。
本作の単品版(“デス・プルーフinグラインドハウス”、“プラネット・テラーinグラインドハウス”)を観るまで、自分はどちらかというとテンポの良い作品しか見てこなかったので、この意図的なテンポの悪さに驚きました。特にタランティーノ監督による『デス・プルーフ』は今のテンポならば、一時間で終わってしまうような内容をタラ監督が得意とする会話劇と怒濤のカーチェイスで展開し、その会話劇は酒と映画のマニアックな知識を織り混ぜ、あまりにもコアなネタな為に眠気を感じさせるものですが、スタントマン・マイクのキャラクターに説得力を持たせ、そこに疑問を感じさせない描かれ方が絶妙で、会話で引っ張り続けたあとのカーチェイスのシーンは、その眠気をも吹き飛ばし、画面に釘付けにさせ、圧倒する見せ方に衝撃を受け、ロドリゲス監督の『プラネット・テラー』はテンポは『デス・プルーフ』よりも良いですが、画面の傷や音飛びの効果が際立ち、特殊効果やメイク、CG映像といった予算が掛かっていながら、実際はそんなに掛かっていない技法の使い方、『ターミネーター』のエッセンスを受け継いだ話など、ロド監督流の魅力が全開で、70年代の低予算映画をロクに知らない自分としては、初めての体験と言える作品でした。
私は初めて、この本来の『グラインドハウス』を観た時に物足りなさを感じました。何故なら、単品版にあったシーンがカットされていたり、別々の台詞が一つのシーンで纏められていたり、『デス・プルーフ』もテンポが良くなり、スタントマン・マイクの性癖に纏わる部分が無かったりと、これが本来の形なのは分かるのですが、当時はあまり受け入れられず、単品版こそが全てと思っていました。しかし、本作のフェイク予告から生まれた『マチェーテ』や『ホーボー・ウィズ・ア・ショットガン』を観た頃から印象が変わり、その後に名画座で上映された際に、初めて受け入れられました。
本作が“永遠に終わらないでほしい”と思えるのは、フェイク予告(ロドリゲス監督“マチェーテ”、ロブ・ゾンビ監督“ナチ親衛隊の狼女”、エドガー・ライト監督“Don’t/ドント”、イーライ・ロス監督“感謝祭”)と二つの本編、合間に挟まれる架空のCM(近隣の劇場で売っているホットドッグ)など、お遊び的な感覚で作られているのに、“観る人を選ぶけれど、面白い映画を作ったよ”という意気込みが全体から伝わってきて、そこには説教臭さいメッセージや感動の押し付けといったウザったい要素は無く、近年の作品では観られない強烈で刺激的な描写とデジタル上映の普及やホームメディアの高画質・高音質化によって失われたフィルムの傷や音飛び、色褪せを通じて観る映画の魅力に気づかせてくれて、そこに作品の裏事情が透けて見えることも無く、3時間11分の長尺を飽きずに楽しめて、夢中にさせてくれるからです。映画を観すぎて、目が肥える事が少なくなく、映画そのものに夢を見られる事も減っている状態だからこそ、本作は貴重な作品で、21世紀のB級のエンタメ作の最高傑作と称しても、言い過ぎでは無いと思います。映画を通じて、超ド級の興奮を味わいたい方にお勧め(ハードな描写が満載ですが)したい、そんな一本がここにあります。
グラインドハウスってヤツを見せてやるぜ
タランティーノファンから高めの評価を得ているこの映画。だが内容は知らずカーアクションがあるってぐらいの知識で映画館へ。
ラストでどよめきが起こり拍手までありましたよw
なるほどこの突き抜けた阿呆らしさが受けてるんだな〜と。
CGなしのリアルスタント見せてやるぜ!って心意気もスゴイ。それも女性が!そしてラストの爽快感は唯一無二!
しかし!しかしw
映画はバランスとしてはかなりいびつだし、いつものダベリ女性バージョンは長い。長すぎる。長回しで撮る意味あるのかと。前半で出てきた人みんな死んじゃうし。カート・ラッセルin とタイトル出るが本人はすごく見たくない映画なんじゃないかなぁーw
と色々言ったけど、そういうアバウトなのをごちゃまぜにしたのがグラインドハウス映画なんだぜ!とタラがいってるような映画でしたな。
パルプ、イングロリアス、プルーフ
カメラアングルを替えて再生されるカークラッシュに意味もなく白黒になる画面に引き込まれた
第二部の女4人がレストランで食事をするシーンのカメラアングルがレザボアドックスみたいだった
足のドアップに下らないガールズトークなどタランティーノ節が炸裂していた
タランティーノってバーのマスターがよく似合う
タランティーノ作品の中でパルプ、イングロリアスに次いで好きな作品
ジョン・マクレーンの娘があまり活躍しなかったのが残念
カートのやられっぷりが最高!
USA版と日本版の2度鑑賞。
USA版では、ロドちゃんの『プラネット・テラー』が力入りまくりなので、タラちゃんの前半のダラダラが眠くてウトウト。でも、日本版で観た方が割りと楽しめました。前半がつまらないのはわかってたし。
2度目に女目線で観ると、タラちゃんの女の趣味が現れている気がする。前半のヤンキーガールズに対しては冷たい目線。ムチムチのお尻やお腹や足をわざと露悪な感じに撮ってる。さらに容赦の無い殺し方。若い頃にもてなかったタラちゃんの、この世代の女に対する恨みも入ってるのかな、と。だって、後半の『プッシーキャット・キルキル』ガールズたちとは、撮り方がまるで違うし。少なくとも一人はポアチエの娘なんだから、もう少しかわいく撮ってあげようよ!
そして、ダッジ・チャレンジャーの場面はロブ・ゾンビへの対抗心がミエミエ。先に『バニシング・ポイント』やられちゃって、悔しかったんだろうな、と。
私はカート・ラッセルの大ファンなので、彼が最終的に悪役に決まって嬉しい限り。『コンボイ』のクリス・クリストファーソンとは親子役をやったことがあるくらい似ているしね。個人的な楽しみ方は、ゴールディン・ホーンとかケイト・ハドソンとかカートの家族が試写会に来て、カートのやられっぷりに大爆笑している姿を想像すること。なんか、ありそうでしょ。
こんな思い付きの映画を作っておいて、ただのおたく監督で終わらせないのはタラちゃん渾身のクライマックス。こんなに女が観てスカッとするラストがある???ここ数年、なかったですよ。やるね、タラちゃん!
でも、日本版よりUSA版のがラストの編集はキレがあって良かった。USA版では、拍手が起こったけど、日本版では起こらず。私が率先して拍手したら、何人かの賛同者が…、あー、よかった!
タランティーノはやっぱり足フェチ?
意外にもレビューが少ないので遅蒔きながら感想を。
『デス・プルーフ』とは『対死仕様』という意味で車による殺人鬼のお話。端折りすぎたがこのデス・プルーフ、ご存知のとおり元は「グラインドハウス」というひとつの映画。非英語圏では早くから2話分割と言われていたが時間も2時間弱と少ない。ところが残虐シーンはそれ程多くはなくせいぜい最初の犠牲者の所ぐらい。後はギャルのおしゃべりが多くそれを楽しむ。タランティーノらしいといえばそうなのだが彼の作品中、有名俳優も少ないという点で一番こじんまりとした作品になっている。タラ好きにはいいけども、万人ウケする作品ではない。最後もボンネットに乗った女スタントマンの人のほうがすごいもんな~。しかし足の裏がこんなによく出る映画もめずらしい。やっぱり足フェチなのかな?
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