「伊勢正三ファンです!」22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
伊勢正三ファンです!
1960年代症候群とは、晩婚・非婚・少子化。団塊世代と団塊ジュニアにはさまれた微妙な立場。今ならアラフォーと呼ばれる世代なのか。閉塞性無精子病と診断された川野(筧)。子供を産みたい女と産みたくない女と会話したわけだ。若い花鈴は川野と同郷の大分。そしてかつての恋人葉子が死んだ時の嫁ぎ先と同姓だったのだ。
キスさえしない中年と21歳の女性のお付き合い。それでも花鈴は上海についてくると言う。花鈴はボロアパートで同級生浅野(窪塚俊介)とルームシェアしてたのだ。しかし、浅野に会ってみると、彼もまたキスさえしてないと言う。同じだ・・・川野は22年前の別れのシーンを思い出し、自分が身を引く決心をする。会社に辞表。年収1500万を棒に振るほど決意が固かったのだ。
彼岸花、“葉見ず花見ず”とも呼ばれる赤い花。母娘に関わった川野。伊勢正三の「22才の別れ」の歌詞がそのまま重なるところではドキリとする。エンドロールでは伊勢正三のプロモーションビデオ風。彼のファンならば楽しめるはず。
冒頭のセリフから想像すると、かなりエロい内容になるかと思うのですが、途中からは完全なプラトニック・ラブストーリー。はっきり言って、基本の筋はつまらないのですが、就職難であるとか、格差社会であるとか、社会問題もちりばめられている。年収100万のフリーターで、飯も食えないなんてかなり深刻・・・
大林監督の意味のない斜め映像も健在!大分3部作の第2作。多分3作目も不安定になるんだろうな。
冒頭のセリフって、「私と援交してください」のことですか?確かにこの後の展開とはちょっと落差がありましたね。
この映画を観たあと、竹宵まつりを見に臼杵市に行ってみたいと思ったのですが、いまだに実現していません。でも死ぬまでに実現したいです。
「22才の別れ」そのまんまの作品ですね。
俺も経験しました・・・留年したので22才ではなかったけど。
フォークデュオ風になってからのCDも3枚買ったかなぁ。海風が一番好きだけど、渋いのも好き。カラオケで歌うのは「ほおづえをつく女」かな・・・
こんな映画 あったんですね!
知りませんでした。私は何をしてた頃なのだろう?と14年前を思い起こしてもさっぱり見当がつかない有り様です。
私も伊勢正三ファンです。かぐや姫が解散しその後出た海岸通りのLPを擦り切れるほど聞きました。猛然と見たくなりました。