「歩けばわかる。やさしくなれる。」転々 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
歩けばわかる。やさしくなれる。
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映画「転々」(三木聡監督)から。
久しぶりに、私の感性にはまって、クスッと笑い続けた作品である。
ストーリーは、俳優・オダギリジョーさんと三浦友和さんが、
あるきっかけで、都内を歩くという単純なものなのだが、
「歩くことで気付くこと」が盛り沢山。
街中に溢れている「変な名前の店名」(「時効」という「スナック」とか
「正確時計店」という時計店、「アワヤマンション」というマンション等)
また「喫茶」と書かれた暖簾がかかっている
「愛玉子」(オーギョーチイ)という食べ物が自慢の食堂など、
街には、よく分からないけれど、思わず「クスっ」と笑ってしまう
そんな風景が溢れている。まさしく「トリビア満載」である。
気になる一言は、溢れたメモから選択が難しく、
予告編で流れた「歩けばわかる。やさしくなれる。」という
キャッチコピーを採用した。
エンドロールで流れた、岸部一徳役の「岸部一徳」という文字にも
観た人は忘れることが出来ない可笑しさが、詰まっていたし、
「あはは」ではない「クスっ」という感覚、とにかく一度、観て欲しい。
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