劇場公開日 2007年11月10日

「何度でも見たい傑作」ボーン・アルティメイタム ヘーゼルさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0何度でも見たい傑作

2007年11月18日

悲しい

興奮

知的

とにかく最高の一言につきると思う。1時間55分があっという間。
今作は冒頭から逃走シーンで始まり、あっという間にボーンの世界に引き込まれる。1作目・2作目に増して、アクションやカーチェイスのシーンも多い一方で、ボーンの過去にだんだん近づいていくストーリー展開で、息をつく暇がなかった。
中盤を過ぎたあたりで2作目のラストシーンが出てくるのは少し強引な展開だった気もする。
タンジールでの追跡シーンもすばらしくスリリング。ウォータールー駅の雑踏の中で新聞記者を誘導しながら追跡の網をくぐりぬけていくシーンもこのシリーズらしく知的で目が離せない。

ボーンがかっこよすぎて、映画が終わっても興奮がさめなかった。
もう1回くらい、映画館に見に行きたくなる作品。
4作目への含みも残すようなラストではあったが、ボーンの過去も明らかになったし、これ以上は蛇足になる気がする。
もっと見たい!くらいに思わせておくのがいいのではないでしょうか。

なんにせよ、私にとっては今年見た映画の中で興奮度の高さ1位の作品となりました。

ヘーゼル