TOKKO 特攻のレビュー・感想・評価
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ジャップのはちまきが見えて、慌てて逃げたよ
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映画「TOKKO/特攻」(リサ・モリモト監督)から。
国内では国を守る無私の行為の象徴として美化される一方、
欧米では狂信的な行動として捉えられることの多い特攻について、
日米双方の視点からその真実に迫る長編ドキュメンタリー作品。
こう紹介されている作品に、興味を持った。
気になる一言は、特攻隊に突っ込まれたアメリカ兵の言葉。
「ジャップのはちまきが見えて、慌てて逃げたよ」
さらに、こう付け加えている。
「目を疑ったよ。こっちは、生きるために戦っているのに、
死ぬつもりで突っ込んでくるんだからな」と。
また「(日本)国民はなぜ送り出したんだろう」と頭をひねる。
日本は「西欧からアジアを守るため」と錦の御旗を掲げ、
国民に伝える情報を厳しくコントロールしていた、とも。
「天皇陛下のためなら、みんな死ぬ」
「神がいるから、絶対、日本が勝つと思った」という
日本人の考え方は、勝利したアメリカにとって、
理解に苦しむ考え方であるし、しっかり統治しないと
また戦いを挑んでくると恐れたに違いない。
だからこそ、いろいろな分野で「日本の心(魂)」を潰し、
「西洋化」を進めたんだと私は思う。
特攻隊のことを、絶対、忘れてはならないと再認識した
作品となった。
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