「魂ふるえる実話を元にした作品」フリーダム・ライターズ septakaさんの映画レビュー(感想・評価)
魂ふるえる実話を元にした作品
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予告編を見たときから期待をしていたのですが、
期待通り、いや期待以上の面白さでした。
こんなのは初めてです。
映画が始まった瞬間、最初のシーンを目にした時に、
「これは、行ったな。面白いぞ!」ってビビッと来ましたから。
人種差別を端にした強盗、無差別殺人などの犯罪。
そして、経済的格差、受ける教育の格差、生活環境。
ハイスクールをアメリカ社会の縮図に見立て、
問題提起をし作品内の学生だけでなく、映画を
見ている側も巻き込んで、それについて一緒に考えさせる。
1人の新人女性教師が問題児ばかりのクラスの
生徒達の人生も含めて建て直し、大学にまで進学を
させてしまう、実話に基づくサクセスストーリー、と
ザックリと内容を書いてしまえば、実にシンプルなものと
捉えられるに違いない(『ごくせん』みたいに)。
しかし、注目してもらいたいのは、そのプロセス。
人種差別意識を持つ高校上層部との戦い、
白人なんか信じないと受容をを拒む生徒達との戦い、
そんな学校なんて辞めろと勧める父親との戦い。
歓喜のラストシーンに辿りつくまで
「バイオレンス」や「チャレンジ」が繰り返される。
だからこそ、ラストシーンは、ベタではあるけれども
感動をしてしまう(ガッツポーズしながら泣いちゃいました)。
見終わった後は、スカッとするし、勇気もわいてきます。
自分も変わらなきゃ、なんて訳もなくテンションが
上がっちゃったりして(笑)。
音楽もヒップホップがマッチしてますし、
歌詞も映画の世界にあっていて抜群です!
だからサントラ、
速攻でロビーに買いに行ったら売り切れてた(泣)。
みんな、考えることは一緒なんですね(苦笑)。
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