めがねのレビュー・感想・評価
全76件中、21~40件目を表示
台本って何ページあるんですか?
2021年1月23日@Netflix
映画を観ながら思っていたことです笑
人生に悩みを持った登場人物たちが、もたいまさこのカフェに吸い寄せられ、そこで皆と過ごすうちに、自分の居場所を見つける話です。
「これどこかで観たことある構図だ!」と思った人いますか? 進研ゼミじゃないです。
かもめ食堂やプールとコンセプトが同じで、登場人物まで同じなので、「この人たち色んな場所で悩みすぎや」ってなりました。
ただこのシリーズ?の映画は、観ていて心地良いので、嫌いじゃないです。きっと小林聡美のさっぱりした演技がそうさせるのかなと思いました。
登場人物全員がクセのある演技派が多いので、少ないセリフ中でも、絶妙な間と空気で映画を作っているというか、自分もその場にいるかのような気分になります。
それにしても映画全体でセリフが少なすぎて、台本何ページあるんやって思いました。
1番長いセリフがドイツ語ってところが笑いました。
最初と最後に出てくる、一軒宿ハマダに「地図見てたどり着けるなんて才能ありますね。ここにいる才能ありますよ。」というセリフですが、どういう意味なのか考えてみました。
冒頭で宿主のユージ(光石研)が「2時間以上たどり着けない人もいる」といいます。
つまり、人生に悩みを抱えた人たちしか容易にたどり着けないという、御伽噺のような意味なのかなと、ふと思いました。
加瀬亮のおかっぱ頭、似合わなさすぎました。
レビュー
かもめ、めがね、ねこがすき・・・
『かもめ食堂』の人気によって、似たようなコンセプトのスローライフ・ムービーを作った荻上直子監督。きた!きた!南の島へ。と、小さな宿ハマダへとやってきたのは小林聡美。今回はハマダの主人光石研ともたいまさこの関係が大いなる謎だったのですが、その謎も途中からはどうでもよくなってくるといった展開なのです。“ものすごい関係”だと言ってたのが市川実日子だったからかもしれませんが・・・。もちろん小林聡美と加瀬亮の関係も興味あるけど、すぐにどうでもよくなります。
『かもめ食堂』では無性におにぎりが食べたくなったのですが、今回はいかがだったのでしょうか。クロースアップされたのが伊勢海老やバーベキューでしたけど、最も胃袋に刺激を与えてくれたのがビール。塩鮭やいくらに違和感を覚えたために食材にのめり込めなかったのが原因かもしれませ
ん。そして、どうしても比較してしまうのですが、ムーミンやガッチャマンに匹敵するネタが足りないのが残念でした(メルシー体操は素直に笑えなかったし)。観たのが寒い季節ということも原因かもしれないけど・・・
もうひとつ違和感を感じてしまうのが“たそがれる”という言葉の使い方。光石、もたい、小林の3人には当てはまる部分があるのかもしれないけど、市川、加瀬の2人には年齢的にもしっくりこない言葉だ。
お金にこだわってないところは良かった。現実的にはどうしても気になる経済観念を宿でもぼかしているし、もたいまさこのかき氷屋も客の判断で決められるところが素敵です。宿の食材はどうしてるんだろう?などといった疑問さえどうでもよくなってくるところ。まさか全て近所の人からもらってるのでもないだろうし。
やっぱり何も起こらない展開。性格の違いから会話が絡まないという小林聡美を中心とした対立はあるのですが、たそがれる才能を得ることによってぎくしゃくした関係が無くなっていくといった描写は見事でした・・・とは言っても、南の島には行きたくならなかった・・・
【2007年12月映画館にて】
ゆとりある暮らし
嫌いじゃない。 うーん、でもなぁ。 何かを語ってるようで結局何も語...
私もこんな島でたそがれたい!
小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮、光石研
シリーズにハマっています。
春。とある南の島に、ある女性が降り立つ。
もたいまさこ演じるサクラさんは、
カバン一つ持って、春になると必ずやってくる。
時を同じくして、もう一人の女性が降り立つ。
小林聡美演じるタエコは、
都会の喧騒から抜け出してきたのだ。
光石研演じるハラダの民宿に泊まる二人。
サクラのヘンテコなメルシー体操や
皆と一緒に食べる食事に慣れないタエコ。
しかし、サクラさんの不思議な雰囲気に、
いつしか心を開いて溶け込んでいく。
めがね、というタイトルは、
ストーリーにあまり関係なく、
ただただ、登場人物がみんな
めがねをかけているだけ。笑
私もこんな島に逃亡したい!
黄昏るために…
定期的に観たい
【サクラおばさんたちとメルシー体操をして、かき氷を食べてリフレッシュしよう。心穏やかになれる作品。ご飯がとても美味しそうである。】
緩やかな空気が流れる映像を観ているうちに、徐々に穏やかな気持ちになれる作品である。
タエコ(小林聡美)は、この島の時間の流れに当初は付いていけない。
(彼女がこの場所に来た理由は述べられないが、予想は容易につく)
美味しそうな食事(フード・コーディネーターは勿論、飯島奈美さんである)にも、余り食指が動かない。
で、ある朝、枕元にサクラおばさんが座っていて、にっこり笑って”おはようございます・・”を切っ掛けに新たな宿舎を探すが・・。
美味しそうな食事、緩やかな会話、海岸でのメルシー体操、かき氷小屋(代金はそれぞれ・・)。
<忙しい人生、たまにはゆっくりしようよ。観た後に一人旅に出掛けたくなる作品(南方へ)>
<2007年10月5日 劇場にて鑑賞
その後、DVDにて定期的に鑑賞>
ここにいる才能
かもめほどではないけど
ちょっとツッコミたくなるような設定もいくつかあるんだけど、それも深く考えずにいこうよっていうスローライフ的な、、、!?
結局、タエコやサクラの素性やヨモギとの関係もわからないまま。
でも、誰がどこから来て何をしてる人かなんて、ほんとどうでも良いことなんだよね。
そうやってまわりの人や物事を何も気にせずに生きていけたら、どんだけラクなんだろう。
前半は、全然話に入っていけなかったけど、エンドロールで大貫妙子さんの歌が流れてる時には、すっかりこの世界にハマってる自分がいました。
ただ、かもめ食堂がとても良かったので、どうしても比べちゃう。
眠たくなりました。
心のバカンスへ
私がいつか、行きたいところ
だいすきです。
本当に本当に大好きな映画です。
このシリーズの中でも特に好きです。
最初観たときは、?って思うところが多く、ただ雰囲気、役者さんが好きなのでDVD買って何度も何度も観てました。
何度も観ていくうちに、意味なんていらない という風に感じてきて、サクラさんとヨモギくんが特に魅力的に思えてきました。
サクラさんはただ単に、したいことをしていて、拒否されればあっさりと受け入れる。
意味とか、どう思われるかとか考えてなくて、"でも"という感覚が無いのでは、と。
究極のシンプル。もはや仙人。
パンとスープの中でも
人に迷惑をかけなければ好きなように生きて良い
という言葉がでてくるように、常にこのシリーズは こんな生き方をしたい と思わせてくれます。
全76件中、21~40件目を表示