街のあかりのレビュー・感想・評価
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見た。
駄目な警備員が、自分に優しくしてくれた女を信じるが、
この女がマフィア的な奴の愛人か何かで、極悪女。
そして睡眠薬を飲まされ、警備先の鍵を奪われ、盗難が発生、クビになる。
そこへまた女が現れ、男の家に盗品の一部を密かに置いて警察に通報、
男は共犯の容疑で逮捕され、懲役を受ける。
が、女のことは最後まで口を割らず、そのまま仮釈放となる。
やがて再就職するが、そこで客として来てた女とマフィアと偶然対面し、
隠していた犯罪暦(濡れ衣だが)を暴露され、またまたクビ。
キレてナイフでこのマフィアを襲うが失敗してボコにされるという話。
まずこの男の気持ちが理解できなかった。
出会って間もないこの女を何故そこまでして守る必要があったのか?
最後の最後まで駄目駄目だったが、こういう奴を主人公にして
いい映画を撮るのは至難の技じゃないのかなぁ。
『ロシア人に報告しろ。開放の日は近いって』それでコメディアン? ま...
『ロシア人に報告しろ。開放の日は近いって』それでコメディアン?
まさか、どこかの国の大統領の事?
負け犬だったんだ。
やっぱり、死んでいない。負け犬のようで、まだ、死んでいない。
絶望の中で、復讐を誓う。
やっぱり、ロイ・アンダーソンが目一杯入ってる。
ここまで負けて暗く落ちない凄さ
人が良い割に周りと上手くやって行けない不器用さ、それだけに周りにいる人の少しの優しさが滲みますね。
もっと賢く生きればいいのにできずに転がり落ちてく様が淡々としつつ暗くなり過ぎずにクスッと笑えるテンポで進んでいく事事態に監督の力量を感じます。
自分をよく見せようとしている時は器の小さな人間に見えるのに、等身大の時はそれなりにカッコよく見えて不思議でした。強ぶらない方が根の優しい性分が見えて良い。獄中で一度だけ見せた楽しそうな笑顔が何でもないシーンの様でいて胸に刺さりました。
何故こんなにも、転落していくストーリーが悲しい気持ちに落とされずに見れるのか。つい考えてしまいました。これは怒りの感情が映画の中にほとんど無いからかもしれない。加えて完全なあきらめもまだない。
何となくあきらめないし今より良く生活していく事はできるだろうというゆるい希望。高くを見すぎる必要は無いんだっていう社会の大多数の人を肯定する温かさを感じます。
負け犬3部作!良いじゃない!!浮き雲も見なきゃね!
辛酸なめ男の物語
掌を掴むラストシーンは希望を示すようだけど……勘違いを信じ込むのみならず、彼女の好意を冷酷に無視する主人公のダメ男ぶりを見ていると、信用ならんし、希望も何もあったもんじゃない。
『浮き雲』のラストは希望が確かにあった。でも、この映画では感じなかった。ひたすら男の墜ちゆく姿(自業自得)をブラックユーモアとして眺めるS(人によってはMか)な映画という印象。
知性も品性も無い感想ですんまそん。
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