街のあかり

劇場公開日:

解説

フィンランドの名匠アキ・カウリスマキによる“敗者3部作”の最終章となる人間ドラマ。ヘルシンキの街の片隅で生きる孤独な男が、人を愛することによって人間性を回復していくさまを描き出す。恋人も友人もいない夜警員コイスティネンは、カフェで声を掛けてきた美しい女ミルヤに恋をする。しかし彼女はマフィアが送り込んだ情婦だった。強盗の罪を擦りつけられたコイスティネンは逮捕され、1年間の服役を言い渡されてしまう。

2006年製作/78分/フィンランド
原題:Laitakaupungin valot
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2007年7月7日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第59回 カンヌ国際映画祭(2006年)

出品

コンペティション部門
出品作品 アキ・カウリスマキ
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映画評論

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映画レビュー

3.0ケーキの切れない..

2023年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

世の中を上手に渡りきれない人っているんだよね。
表情も乏しく、話も下手、頭の回転も鈍い。
...
ケーキの切れない非行少年たち  かな。

主人公がセクシーな頃のミッキー・ロークに良く似てる。

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miharyi

5.0『ロシア人に報告しろ。開放の日は近いって』それでコメディアン? ま...

2023年8月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0孤独を描いているようで友だちっていいなと思える

2022年11月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

今泉力哉監督のツイートでカウリスマキのような映画のような、とあったので、カウリスマキってどんな映画をつくってる人なんだろうと興味があり、監督作品の中でも、孤独な男が美女に騙されて、とあるプロットが興味をもって、この作品を選んでみてみた。
警備員に勤めて家族との交流もなく、友達も、彼女もない独身男。会話はソーセージなどの簡易食を売る売店の女性だけ。そんな境遇を見透かされて、美女を使った手口にだまされ、刑期を負って最後は失業の境遇に落ちるが、その売店の女性が友だちのように気を遣ってくれて、その手を合わせるところでエンディング。
孤独を描いているようで、友だちっていいなと、なんだかじんわり希望がもてる感覚がした。脚本はとても静かな構成で、BGMもなく、セリフも極力抑えた展開。景色のカットの間があって、写真のカットをつなげてみているような感覚もする。独特の感性をみた思いがした。

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菜野 灯

4.5まだ大丈夫

2022年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

同僚に怒る際もスローに全くもって喜怒哀楽を表現しない無感情に思える主人公、でも哀しげな表情はする訳で若い頃のミッキー・ロークに似ている気がする。

今更になってからの憎しみから復讐へ、主人公に共感できる反面でイライラする行動ばかりが彼のキャラもあってか腹も立たず、徹底的に嫌がらせの如くな傍迷惑で悪を成敗出来なかったが傷を負わせただけで良しとしよう、最後の場面を含めて見捨てなかったアキ・カウリスマキ、この映画には希望しかない、人生は捨てたモンじゃないなと教えてくれる。

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万年 東一