「審査員特別賞って感じ?」憑神 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
審査員特別賞って感じ?
この映画評価低いので見る気なかったんですが、夏休みに入って、地元の映画館が、マンガ祭り状態になっているため、しかたなく見てしまいました。
見たけど、やっぱりそれなりですかね?
浅田次郎さんの原作で映画になっているものって、アイデアは陳腐なんですが、それを浅田さんの卓越した筆の力で読ませているものが多いような気がします。
この話も、失礼ですが、このくだらないアイデアで、よくここまで盛り上げたと、感心しました。
しかし、これは読ませる話で、見せる話ではないと思います。
監督の降旗さんも映像的によくがんばって盛り上げているのはわかるし、実際、よくやっていたと評価しますが、読ませる話で、アイデアが陳腐となるとこの辺が限界かな、という感じです。
最後に浅田次郎さん本人が出てくるところなんて、この人の作品で、私は手伝っただけですよ、みたいな逃げの印象を受けました。
しかし、そんなにおもしろくないわけではなく、そこそこ楽しめました。
「のど自慢」で言えば、審査員特別賞をもらえるレベルだと思います。
そんなに歌はうまくないけど、よく頑張って盛り上げましたというところでしょうか?
関係ないけど、「もがりの森」って、カンヌで、審査員特別大賞(グランプリ)をもらったらしいど、どういう意味なんでしょう?
日本人の感覚からすると、審査員特別賞はこういう感じで、グランプリは一番いい、という意味だと思うけど・・・・?
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