劇場公開日 2007年5月26日

「国分ファン限定映画」しゃべれども しゃべれども ジャーネさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0国分ファン限定映画

2020年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

日本映画によくある、取り留めのない退屈な映画だが、結末があるだけまだましかと思ったが、むりやり感の強いお粗末さと、感情のこもらない国分の演技にしらける。
仏頂面で、いつもツンケンした性格の悪い女の子を変えるには、よほどの切っ掛けがなければならない。誰もが「なるほど」と思えるような強い切っ掛けがあってこそラストシーンは感動的になり、生きて来るのだが、その切っ掛けが弱すぎるため「どうせ一時的な気紛れで、またすぐに元の性格に戻ってしまうだろう」という不安を残して不完全燃焼で終わる。
客が帰ってしまうほど下手な二つ目の落語家が話し方教室を始めるという無理。プロ野球の解説者をなめているし、お忍びで、こんな教室を見つけてきてレッスンを受けようとする無理。
たとえ非現実的な場面があっても、演出や脚本で「もしかして、そんなことあるかも」と思わせることに映画のおもしろさがあるのだが。

ジャーネ