劇場公開日 2007年5月12日

「あえていうなら、、、」俺は、君のためにこそ死ににいく 0ZPacQ8kMy7gWAXさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0あえていうなら、、、

2019年9月23日
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大前提として、戦争・特攻隊など、
様々な悲劇と日本を護ってくださった先達方の尊い犠牲という事実を正しく知り、同じ過ちを繰り返さないため後世に伝え残していくことの大切さを真摯に受け止める。

その上であえて"作品"としての評価をするのであれば、30点である。

事実を忠実に伝えようとすることと、作品としてある程度纏めようとするバランスが取れておらず、結果的に中途半端だった。

事実を忠実に描くのであれば、おそらくもっと悲しみや葛藤など生々しい、見ていて胸が痛くなるほどの苦しみが描かれるはずだし、作品として完成させるのであれば、登場人物の背景、仲間との絆をもっと丁寧に繋ぎ合わせるべきである。

作り手の伝えたい事実的要素と、登場人物の表面的な感情を一列に並べただけのように感じた。

0ZPacQ8kMy7gWAX